dodo・・・不思議な響きの店名を持つブーランジェリーが、昨年2月、千葉県稲毛区にオープンしました。
店主の本行多恵子さんは、伊豆のリゾートホテルや、北海道の牧場などで経験を積み、都内のパン店で5年間勤めた後、パン修業のため、渡仏。フランスのボルドー、コルマール、モンペリエにてパンの腕を磨いた方。
さて、この店名の意味。
dodoとはフランス語で「ねんね」という意味だそうです。
本行さんがフランス滞在中にホームステイしていたお宅のマダムによく言われていた言葉が、この「ドド(ねんね)」だったとのこと。
この優しいひと言に、どれだけの愛情がこもっていることか。そして、パン作りにもこの「ドド」が必要なのですね。
いただいたショップカードの裏には

dodo
フランス語で「ねんね」の意味
生地と声かけ合ってパンづくり
おやすみ
そして
こんにちは

と書かれています。パンも生地をじっくりと発酵させて(寝かせて)作ります。
きっといつも彼女は、「dodo」と語りかけながら、パンを作っているのでしょう。
店内の雰囲気も女性らしい優しさと温かさに包まれたdodo、皆さんもぜひ、お出かけください。
(2012.04) 


ふんわりとした優しさに包まれた店内。
パンは、温かみのある木のカウンターの上に並べられています




米粉のパンペイザン
¥525 (1/2 ¥263)


通常のパンよりかなり多い量の水で1時間ほどかけて生地を作っているというこのパンは、水分が多い感じで、しっとり、もちもちしています。塩気、甘さとも控えめで、まるでご飯のように和のおかずにも合いそう。クラストは薄めで、さっくりと噛み切れる感じで、もっちりとしたクラムとも好相性です。


レザンヴェール 
¥368 (1/2 ¥200)


カンパーニュ生地に瑞々しいグリーンレーズンがたっぷり入っています。酸味がほどよく、食べやすく、グリーンレーズンの甘さとしっとりさが活きています。クリームチーズとかを乗せて食べたら、レーズンの甘さとライ麦のほのかな酸味と良く合いそう。


ブリオッシュ
¥242


バターがしっかり効いていて、キメが細かくて口溶けのいいブリオッシュは、きれいな黄色で卵がいっぱい入っている感じ。しっかりと焼きこまれているので、芳しい香りがおいしさを引き立ててくれます。


バナナのシフォンケーキ
¥263


すごくしっとりとキメ細かい生地は、しゅわしゅわっと口の中で溶けていきます。生地の甘さが控えめなので、バナナの味がしっかりと伝わってきます。しっとりとしながらも、ふんわりと優しいシフォンケーキは、やみつきになりそうなおいしさです。


クリームパン
¥158


ふわふわだけどひきのあるパン生地は、さっくりとして歯ごたえのあるもの。意外としっかりとした食感です。中には、バニラの効いた自家製のカスタードクリームが詰まっています。クリームは、わりともったりとした感じで、パン生地のさくっとした、いい意味での固さと、よく合っています。




Boulangerie dodo (ブーランジェリー ドド)
住所 千葉県稲毛区黒砂1-14-5
Tel 050-1075-9654
営業時間 11:00〜18:00
定休日 毎月1日・日曜・月曜