横浜のおとなり保土ヶ谷駅に、今年の5月にオープンしたブーランジェリーです。
線路沿いを横浜方面に歩いていくと、ふと目に入る"パンの焼き上がり時間表"の看板。焼立てのパンに出会えそうな予感に期待に胸を膨らませて中に入ると、本格的な表情をしたハード系から、気軽に食べられそうなものまで様々なパンが並んでいます。
パンに添えられた丁寧な手書きのタグを見ると、神奈川県産"湘南小麦"や九州産"南のかおり"・・・といった小麦ブランドの名前があちこちに。ご存知の方も多いと思いますが、"湘南小麦"は、かの「ブノワトン」高橋幸夫氏が築いた製粉工場「ミルパワージャパン」の石臼で挽かれた神奈川県平塚産の小麦粉のこと。さらに、クロワッサンには発酵バターを、ドライフルーツはラム酒につけて・・・と、細かなこだわりが感じられるアイテムが並びます。
シェフの真鍋さんは、料理人の経験もあるそうで素材へのこだわりにも納得!
こんなお店が近くにできたら・・・。そんな、素敵な一軒です。
(2011.12) 






Bバゲット
¥260


"B"は、"湘南小麦Bブランド"という小麦粉の商品名からとったもの。ココアかおしょうゆでも入っているの?というほど濃い色合いで、その想像を裏切らない力強い小麦の旨みと甘みが押し寄せてきます。インパクトのある味わいですが、ふっくら、しっとりとした食感なので食べやすいのも魅力。薄くて香ばしいクラストもおいしい。


湘南バターロール
¥290


シンプルでリーンなロールパンに見えますが、意外にも、ほんのり甘くてリッチな味わい。後味にフワッと香るミルクのようなコクが印象的です。皮の部分はごく薄く、クラムはモチッとしつつも、ふんわりやわらかな食感。同じく湘南小麦を使用しています。


ルヴァン オ カンパーニュ(1/4)
¥170


小麦粉は、九州産の"南のかおり"100%。しっかりと焼きこまれていて、クラストは香ばしく、中はふんわりもっちり。香りが良く旨みのある生地は、酸味がほどよく感じられ、バターやチーズなどの乳製品との相性が良さそう。塩気は少なく、穏やかな味わいです。


パン・ド・ミ〜ふすま入り〜
¥280


湘南小麦のふすまと、喜界島の粗糖を使ったパン・ド・ミです。ふすまのプチプチ感はありますが、甘くリッチな味わい。クセのない食べやすいおいしさに仕上っています。もちもち感が強く、歯切れがいいのも特徴。


いちじくとホワイトチョコのカンパーニュ
¥240


中には、ラム酒に漬けたドライいちじくが丸ごとゴロリ。ラム酒の香りと、ミルキーな甘さのホワイトチョコレートが好相性です。ホワイトチョコレートを使っているので甘みは強いのですが、生地がハード系なのでキリッと締まった印象に。ふっくらひきのあるクラムもあとをひきます。


ふすまスコーン
¥150


バターの風味がふわりと広がるリッチなスコーン。粉っぽさがなく、ギュッとつまっているのにホロホロと崩れるような食感は、ちょっと病み付きになりそう!ミルクのような優しい風味の中に広がる、ふすまの香りも心地よい余韻に。塩気と甘み、旨みのバランスがちょうどいい。




ブーランジェリー マナベ
住所 神奈川県横浜市西久保町53 植木ビル1F
Tel 045-517-3529
営業時間 9:30〜19:30 ※ パンが売り切れ次第終了
定休日 月・火曜
アクセス JR保土ヶ谷駅、相鉄線 天王寺駅より徒歩約5分

※このページの情報は掲載当時のものです。現時点の情報とは異なる可能性がございますのでご了承ください。