「オーバカナル」などで腕を振るっていた実力派、根本孝幸さんがシェフを務めるのがここ「ネモ・ベーカリー&カフェ」です。根本シェフの20年以上にも渡るパン職人としての経験から得た技術や知識、そして粉、水、酵母など素材へのこだわりが、このお店のパンにはぎっしり詰まっています。店内にはこだわりのハード系のパンから、心がほっとするような温かみのあるパン、そしてちょっとしたプレゼントにもぴったりの焼き菓子まで、たくさんの種類が並びます。また、奥には落ち着いた雰囲気のカフェスペースがあり、ゆっくりとした気分でパンや飲み物が楽しめます。パンにあったフードメニューがあるのも魅力です。23時まで営業しているので、夜はパンを片手にちょっとお酒を・・・というバーとしての利用も可能。こんなふうに、一日中パンを楽しめるお店って、いいですよね。ベーカリー&カフェ・・・パン屋さんの理想の姿を実現した根本シェフのパンを楽しみに、皆さんもぜひ、出かけてみませんか?
(2011.06) 






パネ・プリエーゼ
¥260


見た目はバタールのようですが、パリッとした薄い皮にナイフを入れると、黄色みをおびた生地が登場します。パネ・プリエーゼ(プーリア地方のパン)という名前をもつこのパンは、セモリナ粉特有の軽さとしっとり感、そしてほどよい弾力感が特徴。コーンのような独特の甘さが心地よく、ちょっとクセになるおいしさです。


タマイズミ
¥220


比較的新しい国産小麦粉の品種、"タマイズミ"を名前に冠した一品。ほのかな酸味としっかり効かせた塩が、粉の旨みやコクを引き出しているような印象です。薄めながら香ばしいクラストと、弾力が強くもっちりとしたクラム。国産小麦の味や特徴がうまくいかされている印象です。


コンプレ
¥250


しっかりとメがつまってきめ細かい生地は、香ばしいクラストと、もっちりしっとりとしたクラムの組み合わせが理想的で、とてもおいしいもの。まるで味噌のような旨みがあり、酸味とのバランスもとてもいい。塩気もきりっと効いていて、バターをつけて食べてもおいしそう。


クロワッサン
¥220


まわりは、サクサク、ハラハラで、中はふんわり、しっとり。塩気もほどよく、発酵バターのコクと甘みが強く出て、濃い味わいになっています。そのくせ、バターのしつこさなどがなく、上品に仕上がっているのが見事。とても丁寧に作られた理想的なクロワッサンです。


イギリス
¥280 (1斤)


コーングリッツのほのかな甘みが活きています。とてものびのよい生地で、粉の旨みとミルキーな味わい。絹よりサラサラっとした生地の食感は、言葉では伝えきれないので、ぜひ自分で実感してみてください。このままでも美味しいけど、トーストすると更に軽く、香ばしくなります。そして甘さが消えて、旨みがぐっと引き出されます。この差も、ぜひ試してみて!



ネモ・ベーカリー&カフェ
住所: 東京都品川区小山4-3-12 TK武蔵小山ビル1F
Tel&Fax: 03-3786-2617
営業時間: 9:00〜23:00
定休日: 水曜
アクセス: 東急目黒線 武蔵小山駅(東口)より徒歩約1分
その他: http://www.nemo-bakery.jp/



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