以前にもこのページでご紹介し、そして、その後、スイーツガイドの齋藤愛さんのレポートでもご紹介いただいた「パーラー江古田」。いやはや、この店、知れば知るほど、食べれば食べるほど魅力が増してくるような気がします。
今では「まちのパーラー」という魅力的なもう1軒が増え、店主の原田浩次さんの忙しさは、更に増していることと思います。
さて、「パーラー」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持ちますか?
実はパーラーって、沖縄では、ちょっとした軽食も楽しめるお店とかカフェのことを言うそうです。そしてイタリアのバールというのも、この店名の由来のひとつとのこと。イタリアと沖縄好きの原田さんならではのネーミングですね。
アットホームな雰囲気の店内に、きりっとした力強さを感じさせるパンたちが並んでいて、どれを食べようか迷ってしまいます。でも、どれを選んでも間違いないのが、うれしいところ。
パン屋であり、バールであり、カフェである。そんな幅広い魅力にあふれたパーラー江古田。実は、夏季の沖縄ぜんざいも魅力のひとつだったりするのです。
そんな魅力いっぱいの店内は、いつもたくさんのお客様であふれています。パンも料理も、そして店主の人柄もおいしいお店には、誰もが集まりたくなるのは、当然なのかもしれませんね。
(2012.05) 




リュスティック
¥170


まるでお煎餅のような芳しい香りで、パリッと軽いクラストと、気泡が大きく開いているけどもっちりとしたクラム、ブドウ酵母の酸味も快く、ほのかな甘みある生地がおいしい。
塩の効き方も上品で、さわやかな味わいが口いっぱいに残ります。口溶けもとてもよい。


小麦酵母のフランスパン
¥170


酸味のあるやわらかな香りが心地よく、口にすると、しっかりと粉の旨みが伝わってきます。クラストはしっかりとした厚みで、焼きこみもきれい。粉の甘さと旨み、酵母の酸味、控えめなのに力強さのある塩気、どれもがバランスよくおいしいフランスパンです。バターをたっぷりつけて食べたい!


全粒粉の食パン
¥280


キメ細かく、しっとりもちもちとした生地は、思いのほか軽い食感。噛んだ後、すぐにふわっと戻ってくる弾力で、まるでシルクのような滑らかな生地感です。全粒にありがちのふすま臭みたいなものもまったく無く、甘みとコクが広がります。


くるみといちじくのコンプレ (大)
¥390


まるで焼き芋のような濃くておいしそうな香りが、鼻腔をくすぐります。たっぷりのくるみとプチプチとはじけるいちじくの食感が楽しい。口に入れると生地の旨み、フルーツの甘み、ナッツのコクが、じんわりと効いてきます。


フルッタ
¥230


ねじった姿が印象的。カットするとブルーベリーなどの紫がきれい。粉の強い旨みに、くるみの香り、ブルーベリーやクランベリーの甘さと酸味が添えられ、力強い輪郭を感じるパンに仕上がっています。クラストのしっかりとした食感と芳ばしさもおいしい。


カシューナッツと黒こしょう
¥230


ほんのりとしたレーズン酵母の香りの後から、カシューナッツと胡椒の香りがぐいっとやってきます。生地の旨みと酸味が口いっぱいに広がり、カシューナッツの甘さとコク、そこに黒こしょうのぴりっとした辛みが加わり、インパクトのあるおいしさを生み出しています。気持ちがいいくらい効いたこしょうが、けっこう病みつきになりそう!




パーラー江古田
住所 東京都練馬区栄町41-15
Tel 03-6324-7127
営業時間 8:30〜18:00
定休日 火曜
まちのパーラー
住所 東京都練馬区小竹町2-40-5
Tel 03-6312-1333
営業時間 7:30〜18:00(月のみ)  7:30〜21:00
定休日 火曜



※このページの情報は掲載当時のものです。現時点の情報とは異なる可能性がございますのでご了承ください。