コンフィチュールブームと共に、2004年銀座に登場した「コンフィチュール エ プロヴァンス」。
珍しいフルーツや複数のフルーツを組み合わせ、プロヴァンスから輸入したそのコンフィチュールは、その当時話題になりました。



その「コンフィチュール エ プロヴァンス」を立ち上げた、福田恵美さんの想いが1冊の本になりました。
コンフィチュールが大好きでお店をオープンするまでに至った経緯や、コンフィチュール作りへのこだわり、そしてコンフィチュールを使った料理などが写真とエッセイで綴られています。





コンフィチュールに一番大切な素材の味。
それを求めてプロヴァンスへ渡り、福田さんが出会ったフランスのフルーツの味、そして、それを取り巻く人たちへの想い。
さらには、あのポーションパックがどうして出来たのかという裏話など盛だくさんの内容です。



私たちはコンフィチュールという品物を売っているのではない。
コンフィチュールを通してプロヴァンスやフランスの食文化を伝えているのだ、という思いがあります。
(本文より)




「コンフィチュール エ プロヴァンス」が大好きな人にはもちろんですが、
コンフィチュールを取り巻くエッセイは読み応え充分。

コンフィチュールを愛するすべての方に、おすすめしたい一冊です。


福田恵美
夢みるコンフィチュール

著者:福田恵美
発行所:金沢倶楽部
定価:1,200円(税込み)