書籍の装丁や挿絵、そして洋菓子のパッケージデザインなど、様々な分野で活躍中の樋上公実子さん。画集や絵本、ポストカードなどで、どこか官能的な、人間の心の奥に入り込んだような独自の世界を表現しています。
かわいらしくもあり、怪しくもあるその絵の中に込められた想い、その色彩に表されたもの、ひとつひとつが私達の心をつかんで離さない魅力にあふれています。
そんな樋上さんの今度の作品は、最近エコロジー活動にも力を入れているというタレントのルー大柴さんとのコラボ絵本です。







ルーさんは、NHKの「みんなの歌」で歌った「MOTTAINAI(もったいない)」をきっかけに、環境問題に積極的に取り組むようになったそうです。
そして、この絵本「MOTTAINAIの木の実」は、南の島に流れ着いた大きな木の実と動物たちのエコストーリーに仕上がっています。





動物達の住む島に、大きな赤い木の実が流れ着きました






中からみんなが食べたことのないおいしいハート型の木の実があらわれました






中の種を蒔き、動物達みんなで大切に育てることに。そして、MOTTAINAIモッタイナイと名づけられた木はすくすくと育ち、いつかりっぱな青い実をつけました






でも何故か、青い実はそのままで、ピンク色になりません。いったいどうしたの? 続きは絵本を読んでみて!






MOTTAINAIモッタイナイの木の実

文・ルー大柴  絵・樋上公実子
実業之日本社
定価(本体1400円+税)