スウィーツ好きにとって、永遠の憧れの地、パリ・・・。
日本にも素晴らしいパティスリーが増えたとはいえ、本場の魅力は絶大です!
街並みにすっと溶け込む優雅なカフェ、そして、素材の違いを感じる力強い味・・・。
フランスで生まれ育った味わいは、やはりそこでしか味わえない特別なものかもしれません。


とはいえ、旅行で訪れるフランスは、何かと慌しいもの!
ガイドブック片手にやっとたどり着いたお店で、"うーん、何を買ったらいいの?"なんて迷うこともしばしば。
あとで、「あそこは○○がおいしいんだよ」なんて言われて、ショックを受けたこともあるのでは?


そんな方に、強くオススメしたいのが、パリ在住のフリーライター加納雪乃さんによる、パリスウィーツガイド「パリ スウィーツの話」。
パリはもちろん、フランス中のスウィーツを網羅する加納さんは、パナデリアでもフランスに行く際は必ずお伺いを立てる、まさにパリスウィーツのご意見番!そんな加納雪乃さんによるこの本は、スウィーツファンにとって待望の1冊です。


第1章、"このお店の、このお菓子が食べたい!"の中では、数ある名店の中から厳選したミルフイユやマカロンなどの定番スウィーツを紹介。スウィーツをこよなく愛する加納さんが選ぶのは、思わず"ふむふむ"と唸ってしまう、充実のラインナップです!


さらに、おいしいデザートが食べられるビストロやサロン、ブルターニュやアルザスなどの地方菓子、おすすめの街歩き情報も紹介。加えて、フランス菓子のレシピやお店やレストランで役立つフランス語情報など・・・と、かなり盛だくさんの内容です。


ガイドとしてはもちろん、もっと深くスウィーツを知るための読み物としても充実した「パリ スウィーツの話」。
ひとつだけ注意したいのは、読んでいると、今すぐパリへ飛んで行きたくなってしまうこと!


パリを愛する人も、まだパリを知らない人も、パリのスウィーツで甘いひと時を過ごしてみてはいかがですか?


パリ スウィーツの話

著者:加納雪乃
発行所:集英社be文庫
定価:\800(税別)



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