食べることが好きな人、料理することが好きな人、食に携わる仕事をしている人なら、たぶんどちらかにあてはまるはず。
もちろん、その理由は、さまざまで、ただ単純に食べることや作ることが好きだったり、作り手の技術や個性に興味があったり、素材との格闘(?)が好きだったり、おいしいものを作って人の喜ぶ顔が見たかったり・・・と、人それぞれ。
でも、そのすべてに当てはまる人がいるのです。それが、この本の著者、浅妻千映子さんです。




フードジャーナリストとしての浅妻千映子さんのことは、きっと皆さんもいろいろなメディアで目にしているのでご存知だと思いますが、実は彼女にはジャーナリスト以外にも、お料理の先生や料理本の著者という姿もあるのです。
この本の最初に書かれている「Introduction」にもあるように、浅妻さんの料理の先生は、今まで彼女が通ってきたレストランとそこで食べたもの、厨房でのシェフとの会話だそう。
確かに、料理学校に通うことも大事だけど、やっぱり現場で吸収する知識と技術に勝るものはないと思うので、ある意味、彼女は長い時間をかけて現場で修業したといえるのでは?・・・そんなふうに、このレシピ本を見て思いました。

使う素材はたったひとつだけ。
調味料とアイデアがアクセントと、彼女は書きます。
この本には、簡単なのに華やかな料理の数々が紹介されています。
日々の食卓のおかずとしても、お酒のおつまみとしても、そしてお客様がいらしたときのおもてなし料理としても活躍しそうなレシピは、きっとあなたの食生活に華をそえてくれるはず。
面倒くさがり屋のあなたでも、簡単に作れて、そしてお料理が下手なあなたも、ちょっと自信がついてお料理作りが好きになりそう。

「ささっと作れる自慢のレシピ」や「歓声が上がる!肉・魚レシピ」など5種類のジャンルに分けての紹介のほか、それぞれのレシピに添えられたその料理に関するポイントや想い出などの話、途中に入るコラムも楽しく、書き手としての浅妻さんの魅力も満載の1冊となっています。


「ささっと作れる自慢のレシピ」から「かぶブルーチーズ」。
「絶対的な相性」というかぶと乳製品。今回、浅妻さんが合わせたのはブルーチーズ。かぶの甘さの反対にあるピリッとくる辛さが特徴だそうです。「One point!」で教えてくれるちょっとした情報もお見逃しなく!


「時間がたってもおいしい作りおきレシピ」から「プチトマトのごまペースト」
このワンスプーンのかわいい突き出しは、混ぜるだけ、のせるだけ。でも、ホームパーティーで出すとすぐみんなの手がのびるそうですよ。


コラムのページでは、「おもてなしのコツ」や「調味料の力」が紹介されています。


「歓声が上がる!肉・魚レシピ」から「ラムの豆鼓煮」
ラムを家庭でおいしく簡単に料理できたら嬉しいですよね。そんな夢をかなえてくれるのがこのレシピ。なんと、「ほめられ食材ラムを鍋ひとつで」煮るだけで、このおいしそうな料理ができるのです。


たったひとつの素材で作る料理。
でも、ひとつだけだからこそ、人との違いを出すのは難しい。
シンプルだからこそごまかしはききません。
たくさんのシェフたちの知識が、浅妻さんを通して簡単なレシピとなって私たちに届いた。そんなラッキーな気分にさせてくれる一冊です。

この本でお料理を作ってみて、浅妻さんのレシピに興味を持ったら、彼女のもう一冊のレシピ本、「浅妻千映子キッチン」(ぴあ株式会社)も、手に取ってみませんか?
この「ほめられレシピ」と一緒に、ぜひ、あなたのキッチンの常連さんにしてみてください。


ほめられレシピ

著者:浅妻千映子
定価:本体1,300円+税
発行所:主婦と生活社




ほめられレシピ 読者プレゼントのお知らせ


今回ご紹介した浅妻千映子さんの「ほめられレシピ」を、パナデリアをご覧の皆さんの中から抽選で3冊名様にプレゼントいたします。
プレゼントご希望の方は、6月25日までに、
 お名前
 お届け先のご住所・電話番号
 メールアドレス
を、ご記入の上、下記、パナデリアのアドレスまでメールにてお申し込みください。
sysop@panaderia.co.jp

尚、当選者の方には、6月26日以降にこちらからご連絡をさしあげます。
残念ながら抽選に外れてしまった方には、ご連絡はさしあげませんので、ご了承ください。