毎日食べても飽きない味、くせになる味、表情のあるパンを、毎日のお天気と相談しながら焼いている森田三和さんの「MIA'S BREAD(ミアズブレッド)」。
全国からファンが集まる奈良県にある人気のお店です。そのミアズブレッドから、またひとつ新しい本が生まれました。
“形、大きさ、焼き方のバリエーションで変わる おうちで自由にアレンジできる究極のパン作り”「ミアズブレッドのおもいつきサンドイッチと甘いパン」。





奈良県平城宮近くで1996年にオープンした「MIA'S BREAD」。良質の材料を使って作った無添加のパン、サンドイッチやスイーツなどが並ぶ他、ワークショップとしても展開中

以前、ご紹介した「毎日食べたくなる!ミアズブレッドのパンレシピ」
 http://www.panaderia.co.jp/bookrecommend/book_miasbread3/index.html
こちらがBASICだとしたら、今回の本はARRANGEがテーマ。
もちろん、今回の本でも最初に学ぶのは、ミアズブレッドの基本のパン生地作り。それからサンドイッチに向くパンのレシピが紹介され、そこからは美味しそうなサンドイッチの世界が展開されていきます。
ミアズブレッドのサンドイッチのファンなら、その贅沢な内容にうっとりしそう。

サンドイッチを作るときの注意点も忘れずに

7days ベーグルサンドイッチ。1週間毎日違うベーグルが楽しめる7種類のベーグルサンドイッチの提案。想像しただけで夢が膨らんでくる


フライパンで焼くチャパティやナンのレシピの後には、大豆入りキーマカレーのレシピも。実は次のページには、一緒に食べたいサラダのレシピも載っているんです。なんて、至れり尽くせりな!

卵とハムと野菜のミルフィーユサンドイッチ。お気に入りのサンドイッチと一緒にドライブへ!


第1章でたくさんのアレンジパンを楽しんだら、次はもちろんSWEET BREAD。甘いものが苦手だという三和さんの「ケーキのように全部が甘いわけではなく、甘くない部分があると、少しの甘さをよく感じるもの」という「ミアズブレッドの変わりパン」が紹介されます。
「カロリー控えめで満足感がある。スープに合わせたり、朝食にも大活躍」だそうです。 嬉しいですよね。


ミアズブレッドのオリジナルシナモンロール。香りのいい甘くない生地にメープルクルミで甘さとコクをプラス。クリームチーズが隠し味

ベニエ。三和さんがアメリカ、ニューオリンズで出会ったイースト発酵のドーナッツ。甘みが少なく、あっさりとした味わい。次のページには、じゃがいものベニエと抹茶のベニエも紹介されている


最後のページには、三和さんの「これから」が描かれています。
毎日のお天気と相談しながら、絵を描くように、音楽を奏でるように、30年以上もパンを焼き続けてきた森田三和さんの「本当にやりたいことはこれから始まる」という言葉は、 優しく心に響いてきます。

もし、あなたがまだ「MIA'S BREAD」に行ったことがなかったら、ぜひこの本の扉を開いて、「MIA'S BREAD」の世界をのぞいてみてください。



ミアズブレッドのおもいつきサンドイッチと甘いパン

著者: 森田三和
定価: 本体1,500円+税
発行所: 誠文堂 新光社

MIA'S BREAD(ミアズブレッド)
http://miasbread.com/