2012年3月、金町駅から歩いて5分ほどの場所に、1軒のパティスリーがオープンしました。名前は「ラ・ローズ・ジャポネ」。そして、オーナーシェフは、あの五十嵐宏氏です。
五十嵐シェフといえば、「ホテル 西洋銀座」「六本木ヒルズクラブ」、そして「マンダリン オリエンタル東京」と、どこにいても、その存在の大きさと実力を、世に知らしめてきた実力派。
2010年には、WPTCで、総合、個人部門とも優勝という快挙を成し遂げました。
そんな五十嵐シェフの自店とあって、誰もがそのオープンを心待ちにしていました。
冒頭で、「あの」五十嵐シェフと、書いてしまったのは、自分達もずっと心待ちにしていたお店のオープンであり、常に気になっているシェフだったからです。
ただ、意外だったのが、金町という場所。五十嵐シェフのケーキからは、いつもいい意味での「きどり」のようなものを感じていたので、お店の場所もきっときどった場所になるのでは?・・・などと、勝手に想像していました。でも、五十嵐シェフが選んだ場所は、シェフの地元、金町。下町ともいえるこの場所に、常に初心を忘れず、どんなときもお客さまの喜ぶ顔が第一・・・と考えている五十嵐シェフの暖かさを感じたような気がします。
華やかな店名と華やかな経歴、そして華やかなお菓子に彩られたショーケース。だからこそ、この場所がふさわしいのかもしれません。
(2012.07) 









ピクシー
¥550

WPTC受賞作品のピクシーは、ぜひ食べてみたい一品。見た目も爽やかなピスタチオグリーン。中には苺のジュレとムースが入っていて、苺の風味もしっかりしながら、やさしい味わいを生み出しています。ピスタチオもとても香ばしく、ナッティーでおいしい!底のダックワーズ生地は、しっとりふんわり。トッピングのナッツは、さくさく。食感のバランス、味わいのバランスとも、見事です。


シューパリジャン
¥250

とろりと滑らかなクリームがたっぷり入っています。卵の風味も濃くて、塩気もしっかりとしたシュー生地で、ナッツのざくざく感もいい感じです。
クリームは、バニラが効いていて、アイスクリームのようなふわふわ感。


ポルカ ミルティーユ
¥480

ふわふわのメレンゲ生地を乗せたブルーベリーのタルト。しっかりと焼きこんだタルトに、ブルーベリーの甘酸っぱさ、ほんのりと洋酒の効いたクレームダマンド、メレンゲ部分はどこかシブーストを思わせる作りこみで、見た目もかわいらしく仕上がっています。


カリプソ
¥420

絞り出しのきれいなマンゴーとクリームチーズの組み合わせの夏らしい爽やかなケーキ。コクのあるクリームチーズに、まったりとしたフルーティなマンゴークリーム。中心に潜んでいるジュレには、パッションのような酸味も加わります。


アンジェロ
¥480

コーヒーとチョコレートの大人の組み合わせ。とろりとしたセンターのコーヒークリームはガツンとした味わい、そこにビターなチョコレートムースの味わいが加わるのですが、全体的には何故か懐かしい味わいに。カリカリっとした食感のアクセントも活きています。






ラ・ローズ・ジャポネ
住所 東京都葛飾区金町6-4-5
TEL03-5876-9759
営業時間10:00〜19:00
定休日月曜
アクセス JR金町駅より徒歩5分




※このページの情報は掲載当時のものです。現時点の情報とは異なる可能性がございますのでご了承ください。