2006年から始まった「軽井沢スイーツ博」。昨年、「アテスウェイ」の川村英樹シェフ、「エーグルドゥース」寺井則彦シェフ、「パリセヴェイユ」金子美明シェフを一堂に集めるという夢のコラボを実現させて、世のスイーツファンをうならせたこのイベントが、今年も軽井沢「ホテルブレストンコート」にて、開催されます。
今年のテーマは「スイーツ晩餐会」。8月3日から6日までの会期を前に、まだ肌寒さの残る軽井沢へ、プレス発表会に参加するため、行ってきました!

会期中は3つの会場で行われるというこのスイーツの祭典。
まず最初は、第2会場となる「サロン・ド・ブレストンコート」へ。
まるで宝石箱をひっくり返したような豪華なディスプレイのスイーツたちが、出迎えてくれるこの会場では、ホテルブレストンコートのシェフパティシエ、岡部妙子さんのデモンストレーションが迎えてくれます。

夢のようなディスプレイに、うっとり


シェフパティシエの岡部さん、
かわいらしい手から、きりっとしたスイーツの数々が



本番では、この他、ウェディングケーキの完成までの様子を見ることもできるとか。
さすが、ウェディングの聖地といえる、軽井沢ブレストンコートならではの企画と、仕事も忘れ、うっとりとしているうちに、さて、次は待ちに待った「スイーツ晩餐会」が行われる第1会場へと、場所を移します。
会場となるのは、「ブルーミングコロネード」という広い宴会場。まず、会場前のロビーで、ウェルカムドリンクと5つのスイーツがサービスされます。
そして、重厚なドアが開かれ、そこは、まるで結婚式かクリスマスパーティか・・・というほど、薔薇に包まれた豪華な空間が私たちを迎えてくれます。テーブルセッティングはもとより、ふと足元を見ると、薔薇の花びらがいっぱい散りばめられ、もうどこまで、ゴージャスなの!っていう感じ。

テーブルもゴージャスだけど、薔薇が敷き詰められた通路は、バージンロードみたい!


晩餐会に欠かせない素敵な音楽も



さぁこれから、さきほどサービスされた5つのスイーツを含み、合計8皿23品からなるスイーツのフルコースが楽しめる晩餐会のスタートです。










ホワイトチョコレートに覆われたストロベリー
チェリー入りひと口シュー
ハチミツレモン風味のマシュマロ
アーモンドをまぶしたパイ
チーズ入り塩味クッキー




6種類のプチガトー盛り合わせ、信州厳選食材


信州産生クリームを使ったショコラショーとパート・ド・フリュイ


ミントのタルト、ルッコラのサラダ仕立て バルサミコゼリーを忍ばせて


桃のカクテル


フルーツのベニエ アイスクリーム添え


サラザン・サレ


ピティヴィエ・ドゥ・アブリコ

カフェ+ムラングココ





今回のフルコースは、すべてホテルブレストンコートの総料理長である浜田統之シェフの指揮で、ブレストンコートの料理人の皆さんで作り上げたもの。普段、結婚式などで宴会料理には手馴れたスタッフの皆さんとはいえ、120名もの大人数へのスイーツの提供は、かなりの苦労がありそう。すぐに溶け出してしまうアイスクリームなど、きっと開催当日の厨房は、修羅場と化すのだろうな・・・と想像しながら、最後の浜田シェフのご挨拶を聞いていました。でも、浜田シェフのおっしゃるとおり、ぜひ、参加者の皆さんには「スイーツの新しい楽しみ方を4日間限定で楽しんで」欲しいものです。

ピティヴィエは、浜田シェフが目の前でカットしてくれるという、うれしいサービスも


浜田シェフ始め、ブレストンコートのスタッフの皆さんのご挨拶で、スイーツフルコースが締めくくられました。皆さん、お疲れさまです。本番も頑張ってください!



ちなみに、6月末に販売されたこのイベントのチケット、なんと当日に完売したとのこと!
でも、チケットが手に入らなかった方でも楽しめることがあります。
それは・・・おっと、その前に、同時に開催される「第1回軽井沢スイーツ博コンクール」の話題から説明しましょう。
これは、今年から開催される製菓学校の学生を対象にした洋菓子技術コンクールです。将来に活躍が期待できる次世代を担うパティシエの卵を発掘しようというこのコンクール、第1回目になる今年は、審査員に「ホテルブレストンコート」の代表、長屋氏を筆頭に、同ホテル、エグゼクティブディレクターの梶川氏、そして総料理長の浜田氏、その他、「パリ・セヴェイユ」の金子シェフ、「ラ・ヴィエイユ・フランス」の木村シェフ、「エーグルドゥース」の寺井シェフ、「ノリエット」の永井シェフ、「メゾン・ド・プティフール」の西野シェフ、「ル・ポミエ」のマドレーヌシェフなど、錚々たるメンバーが名を連ねます。
プレスイベントの際には、これらのシェフたちから、このコンクールにかける意気込みなどが語られました。
正直、これだけのシェフが揃っていたのに、シェフたちのデセールが楽しめなかったのは、ちょっと残念でしたが。

審査員のシェフの皆さんが、勢ぞろい。この顔ぶれだけでも贅沢!



さて、話はかなり戻りますが、先ほど書いた、チケットが手に入らなかった方でも楽しめるというのは、第3会場となるテイクアウトコーナーで、このコンクールの審査員であるパティシエの方々のスイーツがテイクアウトできるからです。
どのお店が出店するのかのご案内は、プレスイベント当日にはなかったので、気になる方は、ブレストンコートに確認のうえ、お出かけください。
また、コンクールの結果発表なども気になるところ。今年の夏は、涼しい軽井沢で、暑くなってはいかがですか!?(おっと、暑く・・・じゃなくて、熱く!でした)




スイーツ博2008の詳細は、ホテルブレストンコートのホームページから

http://www.blestoncourt.com/event/