離島めぐり


おはようございます!
石垣島の食材探しの旅などと、えらそうなことを言って出かけたのに、2日目は早速、石垣島離島ターミナルから、離島めぐりにでかけました。
いやそれ、完全に単なる観光じゃない?!はい、その通り。面目ない!

パナデリアが選んだコースは、「平田観光」の観光ツアーで「西表島・由布島・竹富島 3島周遊・Lコース」。
西表島へは、高速船フェリーに乗り、40分ほどで到着。まずは、仲間川というところで、遊覧船に乗り、マングローブクルーズを楽しみます。
マングローブというのは、熱帯や亜熱帯地域で生息する森林のこと。海にそそぐ川の河口などで、満潮時には海水が満ちてくるような、海の干満により水位の変化を繰り返す環境で生息する植物たちなのです。
日本では、沖縄県、奄美大島などの鹿児島県で見られるくらいだそうですよ。
この仲間川のマングローブは、天然記念物にも指定されていて、この70分ほどのクルーズでは、手つかずの自然が楽しめる貴重な体験ができるのです。


左右がマングローブに囲まれた仲間川、けっこう長いです。どこを見てもマングローブだから、写真も何枚撮っても同じもの!

この遊覧船でマングローブクルーズを

途中、上流のところで、上陸。日本最大の「サキシマスオウノキ」を見学。
今回は出会えませんでしたが、西表島は、特別天然記念物のイリオモテヤマネコを始めとして、数々の貴重な動植物の宝庫となっています。
観光だけではなく、勉強にもなるので、次回はもっと時間をかけて回ってみたいなと思いました。


平成12年4月に「森の巨人たち100選」に選ばれた、全国でも珍しい巨樹「サキシマスオウノキ」。板根が330cmもあるところもあります

本物には会えなかったけど、クッキーで会えたイリオモテヤマネコ


さて、次に登場するのは、皆さんも心待ちにしていたと思われる(そんなことない?)、水牛車です。
西表島の美原というところから、水牛車に乗って由布島に渡るのです。西表島と由布島の間の海は、通常は大人のひざくらいまでの深さだそうです。満潮時でも1mくらいのもの。
干潮時なら、それこそ歩いても渡れるそうです。でも、今では「西表島といえば、水牛車」というくらい、観光の大きな資源になっているので、やはりみんなここに来たら、水牛車に乗っちゃいますよね。


たくさんの人を乗せてわっせわっせと運びます。しかし、干潮時なら歩いたほうが早いという話もあります

船頭さんが途中、三線を弾きながら琉球民謡を歌ってくれるのも風情があります。
もともと水牛は農耕作業用の牛なので、力持ちとはいえ、たくさんの人間を乗せて歩くのは大変だろうなぁと、自分も乗っていながら、ちょっとかわいそうな気もしました。


船頭さんの民謡がいい雰囲気をかもし出しています。沖縄の民謡っていうのは、なぜか心にじーんと染み込みますねぇ

哀愁に満ちた背中

水牛さんたちの頑張りのおかげで、無事、由布島に到着


由布島は、周囲2kmほどの小さな島ですが、島全体が植物園といえるほど、様々な動植物が生息しています。目にも鮮やかな花もいっぱいです

この「オオゴマダラ」という蝶もそのひとつ。黄金のさなぎから生まれるそうです。蝶が嫌いな人は、この写真、見ない方がいいですよ…って、もう手遅れ?

水牛は、もともと台湾から連れて来られた雄の「大五郎」と雌の「花子」のひとつがいの水牛が繁殖して現在に至ったそうです。その家系図も貼られていました。水牛界でも由緒ってあるんですね。きっと。

さて、3島めぐりの最後を飾るのは、あの竹富島です。竹富島へは、また高速フェリーに乗って移動します。
そして、竹富島といえば…「またかよー」って言われるかもしれないけど、またまた水牛車です。
でも今度の水牛車は、のんびりゆったりと島内の歩くのです。沖縄らしい家々を見ながら、いろいろなシーサーを見ながら、水牛に揺られて歩くのは、また格別のものがあります。 ザ・沖縄!それがこの竹富島の風景なのです。 あー、美しい。


沖縄らしい家々が並ぶ中、水牛車に揺られていくひと時。様々なシーサーを見つけるだけでも楽しい

みんな海岸に座って何をしているかというと、そう「竹富島といえば(またそのフレーズか!)、星の砂」…ということで、その名も星砂浜で、星の砂探し。ここは、絶対に虫眼鏡とか持って行った方がいいですよ。正直、肉眼じゃ手も足も出ない!