銀座「三笠会館」、銀座「和光・ルショワ」、パリでの修業を経て、「スィートサンクチュアリー・ISO」のシェフパティシエに就任、最近ではスイーツアドバイザーとして多方面で活躍してきた磯崎賢博さん。その後の動向が気になるところでしたが、11月23日、ついに新店をオープン!パナデリアではオープン前日に行われたレセプションにお邪魔してきました。そのときのようすをお伝えします。





「この辺りは都会らしさと生活臭と、どちらも感じられるのがいいなと思って。人形焼と高層ビルが交じり合っているなんて、面白いでしょう?」

シェフが自転車で探し回って見つけたという場所は日本橋浜町。昔ながらの商店街やお江戸の面影が残る一方で、オフィスビルやマンションなどが建ち並ぶという、新旧が混在したエリア。そして、新しくオープンした「パティスリー イソザキ」は、浜町のランドマーク的存在の超高層ビル「トルナーレ日本橋浜町」の1階に位置しています。ガラス張りの外観に、大きくて存在感のあるロゴマークが目印。ん?!このマーク、なんとなく何かに似ているような・・・。

「“磯崎”ですよ。漢字をマークにしてみたらどうかなと考えて、デザイナーにお願いしたんです」

そう、シェフはとてもデザインセンス溢れる方。ロゴマークだけでなく、内装やインテリア、パッケージなども全てご自身で考えているのだとか。白やシルバーを基調にしたモダンですっきりとした店内で、大きなショーケースがひと際目を引きます。





さて、気になるケーキはというと、パッと鮮やかな色合いとすっきりとしたデザインから、お店と同様にスタイリッシュな印象を受けますが・・・?

「子供から大人まで誰が食べてもおいしいと思ってもらえるように、ほっとするような食べやすい味にしているんです。それにサイズも大きめだから気取らずに食べてほしいですね」





先端のフランス菓子というのもいいけれど、もっと皆で気軽に楽しんでほしい、そんな気持ちが込められた「パティスリー イソザキ」のケーキ。でも決して定番ものだけに甘んじているというわけではありません。食べやすさを意識しつつ、素材や組み合わせなど、ちょっとしたところで遊び心をプラスしているのが魅力。また生ケーキ以外にも、焼き菓子やおしゃれなパッケージにも注目。家族の団欒のひとときにも、またお土産としても喜ばれること間違いなし、の嬉しい一軒です。





モンブラン ¥480
まあるい姿が愛嬌のあるモンブラン。クレームダマンドを入れて焼き上げたタルトの上にマロンクリームをたっぷりとのせてまわりをケーキクラムでコーティング。ボリュームたっぷりなのも嬉しい。


フランボワ ¥500
ぱきっとした鮮やかな色合いが印象的。フランボワーズのムースは甘さも酸味も控えめでとても食べやすいもの。ふんわり軽めの食感です。

レズー ¥500
まっ白と黄色の組み合わせのケーキは、その名も“卵”!フォークを入れると、中からとろーんと黄身が・・・ではなくて、パッションフルーツのソースが流れ出します。ショコラとバナナとも好相性。

ボル ¥550
和テイストの器に盛られたケーキの正体は、ティラミス。フィユタージュをコーヒー液で浸しているところがポイント。「フィユタージュはしとらない方がいいと思われているけれど、こういうのがあっても面白いでしょ」とシェフ。しっとりとしたフィユタージュがマスカルポーネのクリームに馴染むおいしさです。



Patisserue ISOZAKI
住所 東京都中央区日本橋浜町3-3-1
トルナーレ日本橋浜町ビル102

TEL03-5643-7910
FAX03-5643-7911
営業時間10:00〜20:00
定休日不定休
アクセス都営新宿線浜町駅より徒歩3分または東京メトロ半蔵門線水天宮前駅より徒歩4分
URLhttp://www.p-isozaki.jp