元「FEU」の下村浩司シェフが、六本木に待望の新店「エディション・コウジ シモムラ」をオープン。開店を祝して、7月27・28日の2日間、オープニングパーティーが行われました。 昨年9月にレストランFEUを退いて以来、多くの食通たちが下村シェフの料理を心待ちにしていたということは、パーティー当日、店の前に次々と運ばれた花の数を見れば一目瞭然。六本木ティーキューブの一角は、むせ返るような花の香りと共に、下村シェフへの祝福の歓声に包まれていました。 |
店の前はあっという間にお祝いの花でいっぱいに。中には、あの有名シェフの名も・・・! |
グレーを基調としてシックにまとめられた店内は、落ち着いた雰囲気。レイアウトや設計、デザインは下村シェフ本人がプロデュースし、照明やテーブルの配置、カトラリーから水差しに至るまで、店の隅々に作り手の魂と愛情が行き渡っています。そして一番のこだわりはなんといっても、厨房!最新式のサラマンダーに給排気口システム、IH調理器にスチームコンベクションオーブンと、オール電化の厨房機器が揃い踏みです。 |
厨房は、店の心臓部分。最新の厨房機器を駆使し、素晴らしい料理が生みだされます |
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アペリティフの準備中。下村シェフ得意のスプーンでの演出や、グラスを逆さまにして並べ“チェス”をイメージするなど、遊び心あふれるアイディアが次々と飛び出します |
いよいよ、パーティーがスタート。続々とやってくる招待客で、あっという間に店内はいっぱいに!アルポルトの片岡シェフに、リリエンベルグの横溝シェフ、ビゴの藤森シェフやレピキュリアンの金子シェフ、エーグルドゥースの寺井シェフなどの姿も見受けられ、思わずキョロキョロ。厨房もサービスもフル回転で、待望のオープンに心躍らせるお客様を精一杯もてなします。 |
リリエンベルグからヘルプで来た高橋さんと共に、デザートの仕上げを行うパティシエの森本さん |
「この店は僕一人のものではありません。みなさんの一人一人が、“エディション”の一員です。みなさんと共に、素晴らしい店を作り上げていきたいと思います」 と、下村シェフからの挨拶に、会場は温かい拍手に包まれました。 |
たくさんのお客様に囲まれ、開店の挨拶をする下村シェフ。 |
パーティーで振舞われたのは、まと鯛のカダイフ包み揚げや、牡蠣と海水のジュレと岩のりの前菜、アヴォガドとリンゴのムースリーヌなど下村シェフの代表作といえる料理を始め、パリッと香ばしい皮の間から肉汁が滴る鴨のグリエや、口の中で甘くとろけるフォアグラとお米のステーキなど、素材の力を存分に引き出した料理の数々。下村スタイルの素晴らしい料理に会場のゲストは感動しきり。テーブルの上は、またたく間に空になったお皿が山積みになりました・・・。
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白瓜と海老の前菜。トマトの透明ジュレがかかっています |
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フォアグラとお米のステーキ。リゾットのような味わい |
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パッションフルーツのガナッシュ入りトリュフ |
真っ白な皿をキャンバスにして、時には化学的ともいえる緻密さで、そして時には官能的に自由な発想で料理を作り上げる下村浩司シェフ。店、スタッフ、道具、食材・・・そしてこれから幾度となくこの店のドアをくぐるであろうお客様方。エディションを支える、全ての“エディター”達ともに、素晴らしい店を作り上げていくのでしょう。 厳しい夏を越せば、秋・・・いよいよジビエの季節です。これから訪れるたくさんの季節をいかにして料理し、どんなストーリーがお皿の上で繰り広げられるのでしょうか。いまから楽しみでなりません。 |
エディション・コウジ シモムラ
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住所 |
東京都港区六本木3-1-1 六本木ティーキューブビル1F |
TEL | 03-5549-4562 |
FAX | 03-5549-4563 |
営業時間 | 〔ランチ〕11 :30 〜13 :30(L.O)
〔ディナー〕18:00〜21:30(L.O) |
定休日 | 不定休 |
アクセス | http://koji-shimomura.jp/ |