2007年4月19日、新宿タカシマヤに「ピエール・ガニェール」のパティスリーがグランドオープンする。これに先立ってのプレス発表会に参加させていただいた。ガニェールといえばミシュランの三ツ星シェフで、2年前南青山にアジア初のレストラン、「ピエール・ガニェール・ア・東京」をオープンしている。ここで供されるデセールはとても美しくかつ斬新で、いつかこれだけを食すことができればと誰もが考えていたに違いない。その夢がここタカシマヤで気軽にかなうとあっては、その人気ぶりは容易に想像できる。シックなブラウンでまとめられた店内は、パリのブラッスリーかカフェを思わせる、しゃれた造りになっている。奥にはラウンジ風の広々とした空間が広がり、自然光がやさしく差し込んでいる。デセールはもちろん、この内装など細部に渡り、ガニェール氏自身が総合プロデュースしたそうだ。
料理だけでなくサービスも一流の三ツ星レストラン。このパティスリーにおいてもその姿は変わらず、レセプション自体も通常とは異なり、テーブルに着席してゆっくり試食を楽しめるスタイルをとっている。もちろん、サービスもとても心地よいものであった。そして、ガニェール氏自身が各テーブルをまわり、我々メディア関係者ともゆっくり話をするチャンスを作ってくれていた。

そこで、早速ガニェール氏に、今回のパティスリー(デザートカフェ)についてインタビューをしてみた。


パナデリア
「どのようなコンセプトでパティスリーを?」


ガニェール氏
「レストランのコースを締めくくるデセールですが、私自身とてもパティスリーが好きで、とても大切なものとしてとらえています」
「エクレアを始め、フランスのガトーなど、ここだけのオリジナルなものを考えました」
「レストランで体験されるものと、同じデセールを味わっていただく空間を作りたかったので、あえてカフェとせず、パティスリーとしました」


パナデリア
「日本を意識した味づくりをされているのですか?」


ガニェール氏
「いえ、これは私自身であり、フランスとか日本とか意識せず、私のデセールであり私の料理を作るということです」




アシェットデセール 3品


レセプションでは、ケーキとサンドイッチがテーブルに並ぶ


横顔が本当にかっこいい、とても料理人とは思えぬ風貌だが、レセプションの始まる前には、彼自身がテーブルを運んだり、いすを並べなおしたり、カトラリーを揃えたりと、心からもてなしを考えていることが分かるシーンを見ることができた。

まるでムービースター?横顔が素敵すぎる!



さて、いよいよ今週オープンを迎える「パティスリー・ピエール・ガニェール」、たくさんのガニェールファンが、そのテーブルの上に咲いた花のように美しいデセールを見て、感動の声をあげることだろう。今月末には日本の新しいランドマークスポット、新丸の内ビルディングに「ピージー・カフェ・パリ」をオープンするガニェール。日本における「ピエール・ガニェール」ブランドの今後の動きに、ますます目が離せなくなりそうである。



La Patisserie PIERRE GAGNAIRE
(パティスリー ピエール・ガニェール)

住所 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 新宿タカシマヤ4F
TEL03-5361-1977(店舗直通)
営業時間月曜〜金曜・日曜・祝祭日
・・・10:00〜20:00(L.O フード19:00 ドリンク19:30)
土曜
・・・10:00〜20:30(L.O フード19:30 ドリンク20:00)
定休日新宿タカシマヤに準ずる