外は太陽キラキラ、夏真っ盛り!…ですが、百貨店のショウウインドーを見ると、ニットやファーなどファッション界は既に秋冬モード。スウィーツ界の先端を走るアンリ・シャルパンティエからも、今年度の秋冬コレクションのお知らせが来ました。いつも新しい提案で、私たちを楽しませてくれるアンリ・シャルパンティエ。今度はどんな素敵なコレクションにお目にかかれるのでしょう。夏気分を秋冬モードに切り替えて、アンリ・シャルパンティエ銀座本店で行われた発表会に行ってきました!

2003年から始まった、クリストフ・フェルデール氏とのコラボレーション「パリ・コレクション」。15回目を迎える、今回のコレクションのテーマは“食べる宝石”。
「黄金」、「真珠」、「ルビー」、「翡翠」、「トパーズ」をモチーフにした彩り豊かなケーキが登場します。秋冬・・・というと、どうしてもショコラやキャラメルなど濃厚な素材で、色味もシックなものを想像してしまいがち。今回は、“宝石”という華やかなテーマと、フルーツたっぷりの素材使い。ナチュラルな味わいと彩り鮮やかな見た目で、女性なら誰もがキュンと心を奪われてしまいそうな、まさにジュエリーのようなケーキ達です。

自信作のビジュー・コレクションで苦労したのは、味と見た目の両立。『最善のものが出来上がった』と語るクリストフ・フェルデール氏





Or オール \578
艶やかな飴色のナパージュが美しい曲面を描く、「黄金の輝き」を表現したケーキ。ふんわりとラムが香るジョコンド生地の上に、イチゴのムースリーヌと、マロンのムース。間にはグリオットチェリーのジュレが入り、ムースの優しい味わいを、キリッとした酸味で引き締めます。周りは、クレープのようなしっとりした食感のパイが全体を覆います。サイドに貼り付けたマカロンの鮮やかなピンクがアクセントに。



Perle ペルル \525
上品なパール色と、柔らかなドーム型。まさに「真珠」をイメージさせる美しい一品。スペキュロス、セミドライフルーツのコンフィ、キャラメル・ブール・サレの組み合わせが、クリスマスを予感させます。ほんのりと立ち上るスパイスの香りとコンフィの温かな味わいを、グロゼイユのクーリが醸し出すクリアな酸味と、周りを覆うオレンジとバニラのムースが爽やかにまとめます。



Jade ジャド \546
抹茶の爽やかなグリーンが、「翡翠」の美しさを表現。パリ・コレクションで抹茶を使ったのは今回が初めてだそう。構成は、ビスキュイ、ムース、ガナッシュと抹茶尽くし。センターに忍ばせたイチゴのコンポートのフレッシュな酸味が、抹茶のほろ苦い味わいとバランスよく溶け合います。全体的に甘さが控えめなので、抹茶の香りと優しい味わいが活きて、上品な仕上がりに。天面にチョコンと載った、イチゴの飾りがキュートです。



Rubis リュビ \662
目の覚めるようなビビットなルビー色をまとった、オシャレなケーキ。イチゴのグラッサージュに包まれるのは、ミルキーな甘さのピスタチオのムース。ナイフをいれると、ピスタチオのグリーンとイチゴの赤の美しいコントラストが顔を出します。ムースの間のフワンボワーズのクーリとイチゴのプレザーブが、キュンとした甘さと酸味のアクセントに。中心にはレモン風味のマドレーヌが入り、優しい卵の味わいと食感が、ほっと和ませてくれます。



Topaze トパーズ \504
表面にキラキラと輝くのは、トパーズ色の輝きをイメージした、オレンジ・レモン・ルビーグレープフルーツのピールコンフィ。オレンジ風味のレモンムースがパイ生地、シナモンが効いたリンツァー生地と重なり合って美しい層を作ります。彩りも味わいも爽やかな柑橘系のミルフィーユは、新しい味わい。ムースにもオレンジピール・レモンピールが忍ばせてあり、口の中でシトラスのフレッシュな香りが弾けます。






― 真珠・ルビー・トパーズ・黄金・翡翠 ―
誰もが心を奪われる、美しい宝石のきらめき。それが、おいしいケーキになったら、なんて幸せなことでしょう。 シックな季節を迎える秋冬だからこそ、ジュエリーの明るい輝きを・・・。季節の素材に魔法をかけて、アンリ・シャルパンティエが贈る夢のケーキは、私たちの心も優しく照らし出してくれるようです。 店頭で、「食べる宝石」たちに出会えるのは、2007年9月1日から。お楽しみに・・・!





お土産には、大阪のうめだ阪急限定商品「しあわせサブレ」をいただきました。大きなハート型のキュートなサブレです



アンリ・シャルパンティエ銀座本店
住所 東京都中央区銀座2-8-20
TEL&FAX03-3562-2721
営業時間ブティック 10:00〜21:00
サロン・ド・テ11:00〜21:00(L.O.20:30)
定休日無休
アクセス地下鉄有楽町線銀座一丁目駅より徒歩1分