ユーハイム・ディー・マイスターのケーキは３つのラインから成り立っています。 ・ユーハイム・トラディショナル・・・ドイツ菓子、ユーハイムの伝統を受け継ぎ、新たにアレンジを加えたケーキ（新作17点） ・マイスターシュトュック・・・マイスター安藤明氏の発想によるオリジナルケーキ（新作５点） ・コラボレーション・・・ユーハイム・ディー・マイスターのデザインを手がけるペーター・シュミット氏のスケッチに基づき安藤氏が創り上げる、コラボレーションケーキ。（新作６点）

ユーハイム・トラディショナルは主に白と赤・ピンクのトーンで春らしい色合い、素材の組み合わせが特徴的です。基本のパーツやユーハイムならではの伝統的な商品をベースに、素直で親しみやすいおいしさを追求したこのシリーズには、ユーハイムの「純正自然」というポリシーが感じられます。手軽に楽しめるように設定された価格と大きめのサイズも嬉しい、普段に楽しみたいシリーズです。

マイスターシュトュックは安藤シェフオリジナルのコレクション。こちらも今回の新作は春らしい色合いがかわいらしいものばかり。真っ白いモンブランは秋のイメージとはまた違った装いで新鮮、ケーキ全体を桃に見立てたフレッシュ感溢れるケーキなど、トラディショナルラインとはまた違った新しいおいしさを発見できそうです。旬のフルーツを使ったものも多いのでお早めに！

そして一際目をひくのがコラボレーションコレクション。新作のテーマはなんと「バウハウス」。バウハウスとは1919年に興ったデザイン運動で、装飾的なものを一切省いた合理的・機能主義的なスタイル。そのバウハウスに影響を受けたペーター・シュミット氏とともに、安藤マイスターがその特徴的なフォントや家具、建築、絵画をモチーフに創り上げたケーキです。 出来上がりのフォルムを是非ゆっくりとご覧ください。いかに安藤シェフがご苦労されたかがわかると思います。これからの食へ「デザイン」という要素を果敢に取り入れる努力には、頭が下がる思いです。

また今回は、ペルティエからも新しいニュースが！ パリの老舗「ペルティエ」では2001年にフィリップ・コンティシーニ氏を味覚ディレクターに迎えて、ブランドイメージの刷新をはかりました。コンティシーニ氏の新しい味覚・食感・デザインで、過去のイメージを全て覆すといっても過言ではない新生「ペルティエ」はいまや世界中の注目を集めています。 赤坂のペルティエがリニューアルされたのも記憶に新しい日本では、今年10月には表参道店もリニューアル・オープンを予定しているとのこと。それと同時に、日本ではカジュアルなイメージの強い「ペルティエ」ブランドを、よりパリのイメージに近い高級感溢れるものにするため、徐々に商品もリニューアルされていくそうです。 そのスタートとして、すでにコンティシーニプロデュースのボンボンショコラが発売され始めていますが、全30種類近いもののうち日本での取り扱いはまだ数種類。今後ケーキや、焼き菓子、コンフィズリも含めた商品のヴァリエーションもどんどん増えていくそうで、日本の洋菓子界でも話題の中心になる日が近いようです。

フィリップ・コンティシーニ氏 ＜経歴＞ 1963年生まれ 「マキシム」、カンヌ「グレイ・ダルビヨン」での修業の後、ルシアン・ペルティ氏に師事。1986年料理人の兄と共にレストラン「ターブル・ダンベール」をオープンし、独創的なデセールで話題を呼ぶ。 99年キャビアの名店「ペトロシアン」のシェフとなり、2001年から「ペルティエ」の味覚ディレクターに迎えられる。 2002年にはペルティエが「最優秀フーディング菓子賞」受賞、2003年には「パティスリー・ワールドカップ」でフランスチーム代表団長として優勝。 10月のペルティエ表参道店リニューアル・オープンの際にはコンティシーニ氏も来日の予定！！

昨年１２月にオープンした丸の内テラスの方も、料理・デザートにドイツの３ツ星シェフ、エッカルト・ヴィツッヒマン氏の新メニューが登場。 1970年に作られたこの歴史あるテラスも、ペーター・シュミット氏の空間デザインによって生まれ変わり、使われる家具・食器・カトラリー・サニタリーにいたるまで全てドイツの一流ブランドによるものです。今まで一般的にはあまり知られていなかったドイツのデザインですが、ゆっくり料理を楽しみながらすっきりと美しい空間を楽しんでみてはいかがですか？

ユーハイムのホームページはこちら
http://www.juchheim.co.jp/