いちごのおいしい季節がやってきましたね。一般的にはいちごの旬は春だと思われがちですが、ハウス栽培などの普及によって、最近ではまさにこの時期、1月〜2月が一番おいしいと言われることが多いようです。そして今では、品種改良によって新しいブランドのいちごが次から次へと登場、一粒一粒が容器に入った大粒の高級いちごまで目にするのですからいちごの世界もずいぶんと進化しているのです。今回、「キル フェ ボン」で期間限定発売となるタルトに使用されているのも、静岡生まれの「紅ほっぺ」といういちご。いちごの生産量が全国5位という静岡が、県を挙げて栽培に力を入れるほど自信のブランドなのです。高糖度で大粒の「章姫」とコクと酸味のバランスがほどよい「さちのか」から生まれたこの「紅ほっぺ」は、しっかりとした甘みはもちろん、ほどよい酸味もあり、ケーキにもぴったりです。2006年の発売から好評だったこの「特選 紅ほっぺのタルト」に加え、今回は同じく「紅ほっぺ」を使った新作ケーキも登場。命名の由来通り「ほっぺが落ちるほどおいしい」報告のスタートです!


「キル フェ ボン」と言えば、真っ先に思いつくのはやっぱりフルーツたっぷりのタルト!色とりどりのフルーツがたっぷり敷き詰められたタルトもあれば、旬のフルーツをこぼれんばかりに乗せたその時期ならではのタルトまで、どれにしようかいつもショーケースの前で悩んでいる方も多いのでは?そんな「キル フェ ボン」のタルトだからこそ、おいしいフルーツであることは絶対条件。そしてその中でも、おいしいのはもちろん、「新しくて珍しい、かつ普段自分ではなかなか買えない」素材を使っているのが「特選タルト」シリーズなのです。


まず静岡県広報部長の方のご挨拶の後、実際に「紅ほっぺ」を作っているJA伊豆の国苺委員会委員長の足立さんからもご挨拶が。前回の「クラウンメロン」同様、私たち消費者にもこのように生産者の顔が見え、直接話を聞く機会があるのはとてもうれしく貴重なこと。

「東京で紅ほっぺを売っていると、お客様から『本当においしいの?』と念入りに聞かれるんです。東京の人はおいしいいちごを食べていないんだな、ぜひ食べてもらいたい、と思っています」

と言う足立さんが

「酸味の中に甘みがあり、その甘みがずっと後まで残るんです。こんないちごは今までなかったですから。自信を持ってお勧めしています」

と言うほど。

JA伊豆の国苺委員会委員長・足立登さん
採れたての紅ほっぺはそのままでも食べたい!

その後、「特選 紅ほっぺのタルト」と新作「紅ほっぺとコシヒカリのタルト」の制作実演があり、いよいよ2種類のタルトの試食です。







特選 紅ほっぺのタルト(1ピース¥1,260、ホール(25cm)¥11,970)
大粒の紅ほっぺがごろごろと乗ったタルトは、いちごの魅力を存分に楽しめる贅沢なもの。なんと、1ホールにこんなにも大きないちごが25粒も使われているのです。とにかくこのいちごの大きさにはびっくり!カットされているにもかかわらず、一口で食べるのがやっとなほど。1株に約10粒ほどなる実のうち、このように大きな実はわずか2粒ほどなのだそう。軟らかく瑞々しい果肉をほおばると、口の中に果汁がジュワ〜っと広がります。そして非常に豊かな香りとその甘さにも驚くはず。いちごそのものを満喫したい方にオススメのタルトです。パイ生地の上にカスタードとスポンジを交互に重ね、その上にはたっぷりの生クリームを乗せたタルトは、いちごに練乳をかけて食べるように、懐かしく優しいイチゴミルクの味わいをイメージしたものだそう。アクセントにはコアントローが使われているので、ほのかにオレンジの爽やかな香りも楽しめます。



紅ほっぺとコシヒカリのタルト(1ピース¥840、ホール(25cm)¥7,980 )
新商品のこちらのタルトは、いちごとコシヒカリ、丹波産大納言の組み合わせが実に新鮮!紅ほっぺ同様コシヒカリももちろん静岡産で、富士山の伏流水で作られたお米なのです。パイ生地のタルトにコシヒカリと大納言、プリン生地を流し込んでじっくり蒸し焼きにしたライスプディング、その上に生クリームをナッペし、やや小振りの紅ほっぺが隙間なく敷き詰められています。大粒のものよりも引き締まった果肉は、ゆっくりと広がる甘みとほどよい酸味が絶妙ですっきりと爽やか。同じ品種のいちごでも、大きさによってこんなに味わいに差が出るなんて驚きです。コシヒカリのもちっとした食感が楽しく、大納言の優しい甘みもあり、まるでいちご大福でも食べているような和の味わいがあります。ケーキ屋さんであまり冒険しない、そんな方にもぜひ食べてもらいたいタルトです。


 同じ「紅ほっぺ」なのに、まったく違う味わいのこの2つのタルト。あなたはどちらが食べてみたくなりましたか? 3月末までの期間限定発売、このタルトを目当てに買いに来るお客様もいるとのことなので、売り切れないうちにお店に急いでくださいね。(2007.01)




また、「キル フェ ボン」全店では、毎月20日にキャンドルナイトを行っているそうです。2003年に「私たちは『100万人のキャンドルナイト』を呼びかけます」と、夏至と冬至の夜8時から10時まではいっせいに電機を消そう、と始まったこの運動、これに賛同した「キル フェ ボン」では、毎月20日の17時から閉店までの間は電気を消してロウソクの灯りで営業しているそうです。また、毎月20日のみの限定で「キャンドルナイトケーキ」を販売するとのこと。バナナのキャラメリゼをホワイトチョコレートのプリンと一緒に焼き上げたタルトを飾るのは、世界に広がっていくロウソクの灯火をイメージしたたくさんのいちご。毎月20日のキャンドルナイトデーには、ロウソクの優しい灯りのもとで、限定ケーキを食べながらゆったりと穏やかな時間を過ごすのも素敵ですね。もちろんこれは、一人一人個人でもできること。ロウソクの灯りのもとで、家族や友人とおしゃべりをしたり、読書や手紙を書いたり…私たちにはそんな時間が必要なのかもしれません。地球のために、自分のために、あなたもほんの少し電気を消してみませんか?

http://www.candle-night.org/home.html

キャンドルナイト限定ケーキ
1ピース¥630、ホール(25cm)¥5,985





キル フェ ボン銀座
住所 東京都中央区銀座2-4-5
TEL03-5159-0605
FAX03-5159-0604
営業時間11:00〜21:00
(カフェスペース 平日12:00〜20:00、土日祝11:00〜20:00)
定休日無休
アクセス東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅5番出口よりすぐ