桂由美デザイン&土屋シェフのチョコレートドレス |
2/11〜13、有楽町の東京国際フォーラムで、チョコレートの祭典「サロン・ド・ショコラ TOKYO」が開催されました。過去に、パリで5回、ニューヨークで2回開催されたイベントの日本初上陸ということで、開催前からチョコレート業界でも、もちろんパナデリアでも話題をよんでいたイベントです。 訪れてみると、イベントとしては決して広くはないスペース。しかし、見れば見るほど奥が深く、密度の濃い内容で、訪れる人々の中に、ヨーロッパ系の外国人が目に付いたのも印象的でした。 日本を代表するチョコレートブランド、"バレンタインデーにチョコ"を広めたメリーや、老舗である森永製菓、パナデリアでも取材をした国立のレ・アントルメ、フランスを代表するヴァローナやフォーション、ベルギーのノイハウスなど、たくさんのショップが試食販売を行なうほか、チョコレートの祭典ならではのセミナーなども多数あり。そして、そのどれもが大人気なんです。取材に訪れた時には、セミナールームでヴァローナ・ジャポンが開催していたチョコレートの食べ比べ、「カカオ・グランクリュ・テイスティング」も次回の整理券の配布を終了。クッキングルームでのデモンストレーション「チョコレート料理とボルドーワイン」も満席。もちろん、チョコレート界一流シェフの、トリュフやチョコレートケーキの講座も人気で、席に座りメモをとる人々も少なくありません。 パネル展示がまた魅力。5000枚ものチョコ包装紙コレクターの、大事な大事な40数年前のネッスルチョコのラベルには、今とは大分違っただろう昔のチョコの味を想像し、時代を語るアトムやガンダム、一世を風靡したビックリマンチョコのラベルには、微笑ましさや懐かしさがわいてきます。カカオ切手愛好家が集めた、世界各国のチョコに関係する切手には、カカオ豆の採取シーンや豆の発酵シーンなど、日本では分からない様子が描かれているものもたくさんありました。 |