チョコレートのご紹介として、掲載当時の文章のままにして ありますが、
文中にある全てのプレゼントは11月末をもって締め切らせていただきました。
たくさんのご応募、ありがとうございました!



去る10月22日から4日間に渡り開催されたパリの「サロン デュ ショコラ」。よくよく考えたらまだ日本の「サロン デュ ショコラ」しか行ったことのないパナデリア。今年こそは本場パリのこの祭典に参加したいものだと一大決心!しかし、実際にパリ行きのチケットを購入したのは10日ほど前という、本当に「急に思い立って行っちゃった!」というパリ行きでした。
片道約12時間のフライト。エールフランスの機内では、機内食にキットカットが出たりして、フランス人のチョコレート好きがしみじみと伝わってきた感じ。そんなこんなとしているうちに「翼よ、あれがパリの灯だ」気分で、シャルルドゴール空港に到着。現地時間で21日の夕方16:00にパリに着き、その日の夜開催される前夜祭に参加。もう時差だの、寝不足など感じる暇もなく、メトロで会場のある「ポルト ドゥ ヴェルサイユ」に向かい、会場に駆け込み、前夜祭に参加させていただきました。

パリの会場は、日本でいうところの幕張メッセみたいな広い展示会場なので、とにかく広い!そこがチョコレートでおおい尽くされているわけだから、チョコ好きには「あっ、もう天国?」という感じ。その上、ファッションの国パリらしく、チョコレートのドレスのファッションショーなどもあり、目にも口にも美味しい祭典。もちろん、セミナーやデモなどもあるので、食欲だけでなく、チョコレートについての知識も増えて心も満たされる、役にたつイベントでもあります。そして、なんといっても普段実物になかなかお目にかかることのないあこがれのシェフたちの姿が、そこここに・・・。
と、ここまでひっぱってきて、今さらなんですが、この「サロン デュ ショコラ」関係の報告は、ただいま作成中の次回パナデリアの会報誌に、じっくり掲載しますので、今日はここまで。(何だよー、と思ったパナデリア会員以外の方は、すぐパナデリアに入会してください。会報、楽しいですよ。いつもただでパナデリアを見ているだけでは、パナの真髄がわからないでしょ!!)


とはいえ、せっかくなので、特別にパナデリアが今回の「サロン デュ ショコラ」で出会った「衝撃的な味わい」だったチョコレートを、特別にこっそり教えてあげましょう。 その上、最後まで根気良く読んだら、プレゼントのお知らせもあるからね。頑張って!




BRUT DE SAO TOME Barre de la Plantation
(ブリュ・ド・サオトメ)

プラリュといえば、今年1月の新宿伊勢丹での「サロン デュ ショコラ」で並んだ、カカオの原産地別に10種類が積み上げられたきれいな板チョコ「ピラミッド」を思い出す方も多いはず。けっこう高価なチョコレートだったにもかかわらず、伊勢丹ではかなりの人気で、飛ぶように売れたらしい。そのプラリューの新作?これは「サオトメ(サントトメ)」という棒チョコ。棒といっても太くてがっちり大きいので、一本食べきるのは、至難の業。この「サオトメ」、見た目はクラフト紙に包まれとってもおしゃれ、しかし、その味は半端ではありません。口の中で酸味、苦み、渋みがガツンと響き、香りが鼻を突き抜ける感じ。中にはローストされたカカオニブが入り、シャリっとした食感の良さ。今までけっこうチョコレートを食べつくしていると思っていたパナデリアをも驚かせた味。正直言って、かなりチョコレート上級者が喜ぶ味なんじゃないかなぁ。パナデリアでも購入して、日本に持って帰ってきたのですが、先日「オリジンーヌ・カカオ」の川口シェフにお会いしたときに、試食していただいたら、川口さんも驚く美味しさだったよう。普段川口さんもプラリュ社のチョコレートは使っているそうですが、この味は初めてだったみたい。プラリュといえば、あのピエール・エルメ氏も使っているチョコレート。このこだわりの味を、ちょっとでもいいから試してみたいという方に、パナデリアで買ってきた貴重なサオトメを、少しずつカットして封筒に入れて送ってあげましょう。もちろん、全部で2本しかないから、ちょっとずつ分けて合計10人くらいかなぁ。送られてきた量が少なくても文句を言わない人に限ります。なんといっても、美味しいものは分け合うのがパナ流なので。

希望者は、パナまで「サオトメ、食べさせて!」とメールをください。もちろん、お名前、住所と電話番号を忘れずに。抽選で10名の方に、「サオトメの端っこ」プレゼント。言っとくけど、端っこだって、貴重なんだからね。


貴重といえば、もうひとつ。今回「サロン デュ ショコラ」初登場というボナー社のタブレットを2種類紹介します。これもどちらもかなりのチョコ通の味だと思うので、自分は「初心者」だと思う人は、決して手を出さないように。やけどするよ(笑)





Surabaya Chocolat au lait
(スラバヤ・ショコラ・オ・レ)

ミルクチョコレートでありながらカカオ分65%という、言わばチョコレートの「マッチポンプ」状態。口に入れて2秒ぐらい「あー、美味しいミルクチョコ」その後、ガッツンとカカオの苦みと酸味が襲ってくる感じ。でも、不思議と後味はとても切れがいいもの。スラバヤとは、インドネシア、ジャワ島の街の名前。今注目のチョコレート産地であるこのスラバヤ産のチョコレートを使っているそうです。ジャワのビーンズの特徴は酸味、そしてフローラルな香り。これとミルクを合わせてしまうところがボナー流。会場で代表であるボナー氏に話を聞いてみましたが、「ずっと昔から同じものを作っています」とのきわめて冷静な返事に、あらためてヨーロッパのチョコレートの奥の深さを感じました。




100%Cacao
(100%カカオ)

パナデリアではこれを「赤紙」と呼んでいます。これこそ衝撃の味、酸味、苦み、渋み、香りが一丸となって攻めて来ます。まるで、ヨーロッパのカフェで始めてエスプレッソを飲んだ時に受けた衝撃のよう。一口目「こんなもの誰が食べるの!」、2口目「あれ、美味しいぞ」、三口目「あー、もう一度食べたい!」。 通常ケーキ材料店などで購入できる100%カカオ分のクーベルチュールは、そのまま食べるものではないので脂がヌルッとします。でもこのボナーの「100%カカオ」は、なんとヴェネズエラ産のチュアオ100%のもの。しかも他のカカオバターを追油していないので食べやすい。先日、こっそりパナデリアでパリ、バルセロナのお土産大試食会をやりましたが、そのときもこれは注目の的でした。最初はほとんど誰も手をつけなかったのに、最後には、みんながかけらをお土産に持っていったほどの人気。この赤い紙包み、なんとなく「危険」な感じですよね。でも、糖分ゼロ、超ポリフェノールたっぷりで、お菓子というより健康食だと思ってもいいかも。

さて、ここまで読んでこの「ボナーのツワモノ兄弟(?)」の味に興味津々になった方も多いはず。ということで、この味もプレゼントしちゃおうかな。「マッチポンプ」と「赤紙」ちょっとでもいいから試してみたいという方に、ほんとにほんとに貴重なんだけど、これも少しずつカットして封筒に入れて送ってあげましょう。両方ともタブレットが1枚づつしかないから、ほんとうにちょっとづつで悪いんだけど、抽選で5名の方に「ボナーひとかけら」プレゼント。希望者は、パナまで「ボナー、食べさせて!」とメールをください。もちろん、お名前、住所と電話番号を忘れずに。


チョコレートのご紹介として、掲載当時の文章のままにして ありますが、
文中にある全てのプレゼントは11月末をもって締め切らせていただきました。
たくさんのご応募、ありがとうございました!



まるでパリコレクション。パティシエもまるでデザイナーのよう。
それにしてもモデルさんが美人でいいなぁ


会場はフランス人でいっぱい(あたりまえか)

こんなかわいらしいブースも。
今年はなんと「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」も登場。
ブース内にはロベール・ランクス氏の姿も


「ルレ・デセール」会長のフレデリック・カッセル氏にサインをいただきました



さて、次の楽しみは来年1月に開催される日本の「サロン デュ ショコラ」。今度はどんなショコラティエが来るのか、楽しみ。前回は日本初の「ラデュレ」の登場にびっくりしたけど、次回はどんなサプライズがあるのかなぁ。ちなみに今度は東京だけじゃないらしいですよ。新宿伊勢丹に続き、小倉の伊勢丹、名古屋の名鉄、京都の伊勢丹と日本の「サロン デュ ショコラ」は大変なことになりそう。こちらも、楽しみですね。