Panaderiaが行く

日本洋菓子協会連合会


皆さんは「日本洋菓子協会連合会」という団体をご存知ですか。日本全国に53の協会を持ち、たくさんの洋菓子関係の方々が、会員登録されています。もちろん、プロ以外にも一般の菓子愛好者の会員もいらっしゃるそうです。かくいうパナデリアも会員登録させていただいています。
そして、洋菓子協会が各月に発行している機関誌「ガトー」は、パナデリアの大事な情報源のひとつです。
そんなわけで、今回の「パナデリアが行く」は、東京都世田谷区池尻にある「(社)日本洋菓子協会連合会」におじゃまして、事務局長の持田健二さんにお話を伺ってきました。



(社)日本洋菓子協会連合会 持田謙二さんのお話

 私ども(社)日本洋菓子協会連合会は、昭和27年に我が国の洋菓子の品質向上と普及を目指して結成された団体です。その後、業界の社会的な地位向上も視野に入れた幅広い活動を展開してまいりましたが、その結果、北は北海道から南は沖縄まで、全国各県に53の協会、1万5000人の会員を擁する、我が国最大の洋菓子業界団体として今日にいたっております。

 会の性格上、会員の多くは洋菓子店のオーナーあるいは技術者で占められていますが、一般の洋菓子愛好者の方々も少なくありません。決してプロのためだけの門戸を閉ざした団体というわけではありませんので、洋菓子に興味のある方は是非ご参加いただきたいと思います。

 会員になられるとどういう特典があるのかご説明しますと、まず会の機関誌である「ガトー」が毎月お手元に届けられます。この「ガトー」誌といいますのは、我が国の洋菓子業界における“バイブル”ともいえるもので、日本の洋菓子の歩みはこの「ガトー」誌と共にあったといっても過言ではありません。洋菓子全般のレシピは無論のことイヴェント情報や業界事情まで、日本の洋菓子の“今”が紹介されていますので、是非ご一読いただきたいと思います。またこの他には、連合会公認技術指導委員による講習会を優先的に受講できる特典があります。講習会は年間スケジュールで全国で展開され、一流技術者による最新の製品作りが安価な受講料で受講できるという、プロにとっても一般愛好家の方々にとっても大変魅力のある特典ではないでしょうか。この他、会員ならではの様々な特典がありますが、いずれの内容も充分にご満足いただけるものと確信いたしております。

 消費者の方々も既にお感じになられていることと思いますが、昨今の我が国の洋菓子の充実振りには目を見張るものがあり、洋菓子の本場でもあるヨーロッパの一流国から高い関心を寄せられるほどにまでなっています。その意味では、結成以来ほぼ50年間にわたって全国の洋菓子レヴェルの向上を目指して活動を続けてきた私どもの会の目標も、ある程度は達成出来たのではないかと考えております。

 私どもの会も、内においては今後さらに大きく変わるであろう業界のあり方、進むべき方向性といったものをしっかりと見据えての活動に、また外に対しては諸外国の洋菓子団体とのこれまで以上の積極的な交流に取り組むことになろうかと思いますが、洋菓子に興味をお持ちの方で、私どもの会のあり方にご賛同いただける方には是非ご参加いただき、その特典をご自分の洋菓子作りに生かしていただければと思います。


社団法人 日本洋菓子協会連合会
〒154−0001
東京都世田谷区池尻2−21−14
Tel 03−5486−2611
Fax 03−5486−2131