早稲田のパン屋さん、と聞いてピンときた方はかなりの通と言えるでしょう。
実は、15年ほど前に惜しまれつつ早稲田から岩手の盛岡へと店舗を移し、昨年12月、この場所へと戻ってきた、知るひとぞ知るパン屋さんなのです。
まず目につくのは、バゲットやドイツパンなどの食事パンに、キッシュやカスクルートといったヨーロッパの伝統を感じるパンやお菓子。よく見るとその横には、あんパンやコロネといった日本生まれのパン、さらに、サブレなどの焼き菓子類や自家製のパン粉までが揃っており、毎日通いたくなってしまうほどヴァリエーション豊かです。
もうひとつ嬉しいのは、安全性に配慮した素材使いを心掛けているところ。安全とおいしさの面から小麦粉は、ナンブ小麦を使用。さらに、牛乳は自然放牧の乳牛から絞った岩手・中洞牧場のエコロジー牛乳を使うなど、随所にこだわりが見られます。
ちなみに、Bois de Vincennesとはパリ郊外の小さな街にある森の名前。
早稲田の森で、パリのひと時に想いをはせてみてはいかがですか? (2008.07)



パン ド カンパーニュ(1/2)
\500 (ホール \1,000)

ハッとするほど力強い酸味と旨みがあり、塩味もきっちり効いています。ナンブ小麦にライ麦を加えたという生地は、しっとり感とひきがあり、歯切れのよいもの。程よい厚みのクラストは、パリッと焼きこまれ香ばしい味わいです。
※ 火木土のみ
ヴァイツェンミッシュ ブロート
\147/100g

ナンブ小麦の全粒粉を50%使用したドイツパン。どっしりとした生地から感じるのは、カラメルのような風味とほろ苦さ。酸味もしっかりしていて、噛みしめるほどに粉の旨みがグイグイと広がっていきます。
食パン
\290

ふんわりとやわらかく、香りの良い生地は、ナンブ小麦を70%使用したもの。そのせいか、トーストすると、驚くほど軽くサクサクッとした食感に変身します。小麦の甘い香りも増して、まるでクラッカーのよう!
クロワッサン
\170

フワッと広がるバターの香り。外側はハラハラで中はしっとり、そして端はサクサクッとしたクリスピーな食感が楽しめます。味にもバターをしっかり感じますが、しつこさがなく、甘みを抑えたシンプルな味わい。
タルト オ ポンム
\450

ツヤツヤとした輝きが美しいリンゴのタルト。しっかりと焼き込まれたタルト生地は、ザクザクと香ばしく、その中に、生のリンゴをたっぷりと使ったフィリングが。上にはアプリコットのジャムがたっぷりで、甘さ、香ばしさ共にインパクトのある一品。




ボワ ド ヴァンセンヌ
住所 東京都新宿区早稲田町5番地
Tel&Fax03-3209-1531
営業時間8:00〜19:00
定休日 日曜(不定休日あり)
アクセス 東京メトロ早稲田駅 出口1から神楽坂方面へ徒歩約2分

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