3月6日に、赤坂Bizタワー内にオープンした話題のブーランジュリー。赤坂の新スポットにフランスの有名ブーランジェが初進出とあって、お店の前には連日行列ができています。店内はドーム型の天蓋に、壁面の移動型ラックと、モダンとクラシックが融合するおしゃれな雰囲気。35種類もの焼きたてパンがダイナミックにお客様を迎え入れます。シェフを担うのは、元「フォートナム&メイソン」の榎本哲さん。フランス本場の製法を継承し、ドミニク・サブロン氏本人も、「フランスそのままの味を表現できた」と太鼓判を押すほど。
特徴のあるクープ、サブロン氏特製の天然酵母による低温長時間発酵、そして国産小麦やフランス直輸入の石臼挽き粉を使用するなど、製法や素材にこだわり抜いたパンは、どれも個性的。食べ進むごとに、舌の上で様々な旨みを織り成し、まるで一皿の料理を味わうような奥深さがあります。
 同じ独立棟内には、マキシム・ド・パリがプロデュースするビストロや、カフェ&ワインバーが入っており、おいしい食事と共に「ル ブーランジェ ドミニク・サブロン」のパンが味わえます。TBSも近いとあって、グルメな業界人はほっとかないはず。もしかしたら、あの有名人にも出会えるかも・・・? (2008.04)


ブール・ビオ・オ・ルヴァン
¥840


濃い目の焼き色と、ピンッと天を仰ぐクープが力強い印象。フランス産のビオの石臼挽き粉を使用。「パン・デ・ピス」をイメージしたという、スパイス入りの自家製天然酵母で、じっくりと粉の旨みを引き出しています。しっとりとしたクラムは甘みと酸味がバランスよく混じり合い、海草のようなミネラルのある香りとフルーティーな酸味が鼻をくすぐります。後味はすっきりと心地よく、バターをつけると最高においしい!!

バゲットエポートル
¥525

スペルト小麦を使用。茶系の断面と、小さな気泡が密に出来た内層が特徴的です。噛みごたえがあり、ゆっくりと咀嚼していくと、清々しい酸味の後から、まろやかな小麦の甘みが立ち昇り、舌全体を優しく包み込みます。食べ初めから食べ終りへと、口の中で味覚が立体的に変化する、奥深さのある味わいのバゲット。
Le250
¥357

透明感を帯びたつややかな気泡が並ぶ断面。モチモチッとした歯ごたえと、水分が多めの生地はリュスティックのようです。しっかりとした弾力のクラムと、歯切れの良いクラストのコントラスト。まるみのある塩分が、効果的に粉の甘みを引き立て、ほのかな酸味が軽やかな余韻を残します。
ブリオッシュナンテール
¥1,050

黄色味のある断面から、優しい卵のかおり。黄金色の焼き目はサクッと歯切れがよく、なめらかな口どけが特徴的。舌の上にミルキーなバターの風味が広がり、上品な薫りをかもし出します。卵とバターのバランスがとてもよく、味わいは濃厚でリッチなのにしつこさを全く感じさせません。
プティ・チャバタ・オリーブ
¥168

黒とグリーンの2種のオリーブは、フルーツのようにジューシー。噛むごとに実が弾け、濃い旨みとフレッシュな香りを生地に与えます。あっさりもっちりとしたパン生地に、オリーブの果実味と塩気がとてもよく合います。焼いて食べると、さらに薫りがたち、オリーブの油脂がうまく生地に調和します。
パン・オ・ショコラ 
¥252

レスキュールAOCシャラント産バターを使用。一層一層がハッキリとしていて、パリパリとした歯ごたえも力強く、層の隙間から発酵バターの爽やかな旨みが広がります。中に入ったチョコレートが厚めなのも嬉しいところ。朝イチで並んで、焼き立てをカフェオレと一緒に食べたい!


ル ブーランジェ ドミニク・サブロン
住所 東京都港区赤坂5-3-1赤坂Bizタワー マキシム・ド・パリ 1F
TEL03-5545-4515
営業時間平日 8:00〜21:00
土日・祝 11:00〜20:00
アクセス 東京メトロ千代田線赤坂駅よりすぐ