新松戸駅を出て、流通経済大学のキャンパスが見えてきたら左折。少し歩くと鮮やかな赤がまぶしい看板に「ＰＡＯ」の文字が見えてきます。自家製酵母と国産小麦でおなじみのパン屋さん、パオ。もうすっかりこの地に、なくてはならない存在になっています。ガラス張りの明るい日差しが差し込むこの店には、地元のお客さんはもとより、遠方からもこだわりのパンを求めてお客さんが訪れます。日替わり商品や月替わり商品、期間限定商品など、今日はどんなパンがあるのだろうと、何度行っても飽きることはありません。そして、一度この店を訪れたなら、素材の持つシンプルな味が大切にされたパオのパンたちに、やみつきになること間違いなしです。（2009.5）

	バゲット・ペイザンヌ \368 じゃがいもから起こした天然酵母と、石臼で挽いた埼玉県産小麦「農林61号」を使った田舎風フランスパン。全粒粉の味がとても濃く、香ばしさの中に、じんわりとした粉の旨みと酸味が広がります。塩気のバランスもよく、クラストはさくっと軽く、それでいて味も食感も力強いパオらしいバゲットです。
	イギリスブール \263(1/2) 　\525（1本） レーズンから起こした天然酵母を使用し、国産小麦の味を活かしたこのパンは、食感も軽く、とても食べやすく仕上がっています。口どけはどこかクリーミーでキメが細かい感じ。酸味のある引きの強いクラストは、食べ心地がすっきりとしています。少しトーストすると、持続性のある旨みが口の中に広がります。
	ハード・トースト \320 一見、山型食パンのように見えるこのパンは、実は砂糖も油も入っていないという、国産小麦の味を存分に味わう事のできるシンプルなパン。モチっとして弾力があり、目が詰まっているので、食べ応えがあります。酵母の旨みがしっかりとあり、噛めば噛むほどに、じんわりと酸味が感じられます。少しトーストすると、クラムはよりモッチリ感が増し、かたやクラストはサクっと歯切れが良くなり、オススメです。
	クロワッサンＢＣ \170 お店の人気Ｎo.１を誇るクロワッサン。なんと、パオにはクロワッサンが数種類あり、日替わり、あるいはシェフの気まぐれ？でいろいろな味のクロワッサンが楽しめます。その中で今回はクロワッサンＢＣをご紹介。国産小麦とフルーツ種を使ったさっぱり系の味わい。ずっしりと重くて、中身がしっかりと詰まっている感じ。ほんのりとした酸味が印象的です。
	クリスマス・パオ \630(1/2) \1260（１本） 桜も散り、新緑の楽しめる時季に、クリスマスと名前のつく、時季外れのものが売っています。実はこれ、クリスマスの時季に食べるシュートーレンをイメージして作ったものだそう。ライ麦50％の生地に、クルミ、カレンツ、サルタナレーズン、レーズン、ヒマワリの種、カシューナッツ、アーモンド、いちぢく、クランベリー、いよかんピールと、フルーツがたっぷり！　ドライフルーツの自然な甘みと酸味が効いた味わい深い生地です。砂糖、乳製品が入っておらず、ヘルシーで、代わりにフルーツがたっぷり入っているとても贅沢なパンです。

自家製天然酵母パン工房　ＰＡＯ
住所	千葉県松戸市新松戸3-133
TEL	047-349-2560
営業時間	10:00〜19:00
定休日	木曜、日曜
アクセス	ＪＲ常磐線・武蔵野線　新松戸駅より徒歩5分
URL	http://www.pao-net.jp/

※このページの情報は掲載当時のものです。現時点の情報とは異なる可能性がございますのでご了承ください。