店の奥にどっしりと腰を据えた、大きなスペイン製石窯から次々と取り出される黄金色のパン。その芳ばしい香りにつられて…、ではないでしょうが、焼き上がりタイムともなると店内はいつも人でいっぱい、夕方にはほとんどパンが残ってないこともしばしば。お店の人によると、狙い目はほとんどのパンが焼きあがる1時過ぎ頃、パチパチ音をたてる焼き立てパンに出会えるかも。 (98年8月)


軽井沢レザン \1/g

重さ2kgの生地を石窯で50分〜1時間かけてじっくり焼いた大型パン。レーズンブレッド生地の周りをフランスパン生地で包んで焼くので、皮はパリパリ、なかはシットリとしてレーズンもジューシーなまま! 「口に入れた瞬間、至福の時が訪れる」と言いたくなるほどの美味しさ。

フルーツライ L\900

しっかり焼き込まれた皮に思い切ってナイフを入れると、洋酒の香りとともに、ぎっしり詰まったドライフルーツやナッツがお目見え。時折感じるオレンジピールの苦みと、皮の香ばしさが絶妙のハーモニーを奏で、「一番人気のパンです」という言葉に思わず納得。

ミューズリー L\680

まわりにまぶされているのはオートミール、さくさくとした皮の歯応えを楽しめる。もちろん中身もリッチで、大きなフィグや2種類のレーズン、ペカンナッツがいっぱい。ミルクと一緒に食せば栄養のバランスもよく、朝食にピッタリだ。

セサミ・オレ L\480

フレッシュバターとミルク100%で捏ねた生地はサックリ、そして抜群の口溶けを誇る。期待通りたっぷりと入った芳ばしいゴマは、焼く前に一粒一粒丹念に炒られているとか。意外にも軽い生地なので厚めにスライスをして、ジャムと一緒に頂くのもいい。

カンパーニュ \900

ヨーロッパ古来の製法通り、ぶどう種から起こした自家製酵母と粉と水のみを使って焼いた本格的なカンパーニュ。もっちりとしたクラムと、パリっとやや薄めの皮は石窯焼きならではの食感だ。酸味も少なく、酵母の滋味と全粒粉の旨みをじっくり味わいたい逸品。

パン・ド・ミ \250

石窯で焼かれたパン・ド・ミは、ふんわりシットリしたクラムとこんがり焼けた皮が楽しめる。時間が経つと、ややミミの引きが強くなるので、その時はぜひトーストをして。皮がパリっと生き返り、口溶けがさらによくなる。

住所
東京都新宿区四谷4−4−12
TEL
03−3359−0707
営業時間
8:00〜19:00 (日祝 〜18:00)
定休日
無休
アクセス
地下鉄丸の内線四谷三丁目駅より新宿通りを新宿方面に徒歩3分。
その他
予約、宅配可。軽井沢店から宅配もできる。8月31日より大型パンのSサイズも登場。