2回目の紹介となる「ブーランジェリー ベー」。以前は、ハード系などの食事パンをメインにご紹介しましたが、「実は、ヴィエノワズリー専門の店にしようと考えたこともあったんですよ」と、シェフの國島さんが言うとおり、ヴィエノワズリーの名店でもあるのです。 バリッと力強く焼き込まれたヴィエノワズリーをひとたび口にすれば、その計算された味作りと繊細な仕事ぶりに、思わずため息が出てしまうはず。パティシエを目指したこともある、と聞けばその味にも納得です。そこで今回はパナデリアを感動のため息に包み込んだ、ヴィエノワズリーたちをご紹介します。 食材へのこだわりも強い國島さんですが、以前にも増して北海道産小麦を積極的に使うようになり、チーズの種類もますます充実しています。クリスマスに向けてシュトーレンも登場するそうですので、お見逃しなく! (2006.11)




マロン  
\290

高さのある美しいデニッシュの中には、渋皮付きの栗(2個!)、コクのあるマロンペースト入りアーモンドクリームがたっぷり。フワッと香るラム酒の利かせ方、栗の豊かな風味もさることながら、デニッシュの醍醐味ともいえる、ザクザクッとした食感とバターの香りには、思わず“さすが!”と唸ってしますはず。
パン・オ・レザン  
\200

迫力ある大きさ、しっかりと焼き込まれた色、たっぷりのアプリコットジャムの見事なツヤが、“ほら、美味しそうでしょ!”と訴えかけているよう。サクサクと崩れていくようなデニッシュ生地の食感と、しっとりとしたアーモンドクリームのバランスも良く、風味豊かなのにしつこさがないのは見事です。

カラメル
\160

ツヤツヤと表面をおおうキャラメル、そして黄色味が濃くバターたっぷりのブリオッシュ生地。カリカリにローストされたアーモンドの風味と、はちみつとバターを煮詰めた深みのあるキャラメルの味わいが、ブリオッシュ生地のミルキーなバターの風味と合いまさに幸せの味。一見シンプルな組み合わせですが、キャラメル、ブリオッシュ、両方を丁寧に作っていなければこの味は生み出せないはず。また買いに行かずにはいられない、罪なパンです!
クリームパン
\150

プックリとした体の中には、トロ−ッとなめらかなクリームがたっぷり。パン生地はサクッと歯切れよく、その後、卵のやさしい香りが口いっぱいに広がります。クリームの色は決して濃くないけれど、上品な卵のコクと香り、そして舌触りの良さは、パティスリーでも敵わないのでは?と思ってしまうほど。
メロンパン
\120

大きめにザックリ切り込みの入ったクッキー生地は、サクッと軽くまるでお菓子のよう。バターのコクと甘みがリッチなパン生地は、ふんわりやわらかく口の中で溶けていきます。そして余韻に残るのは心地よいミルキーさ。メロンパン好き以外にもぜひ、おすすめです。
パン・オ・バナーヌ
\230

パティスリーの焼き菓子かと思うほど、丁寧に作りこまれた美しい姿。セルクル型にブリオッシュを敷き、キャラメルソースで絡めたバナナを入れ、ふんわりとしたマカロン生地を乗せ、さらに粉糖をかけて焼き上げたという逸品。ケーキをいただいた後のような満足感に浸れます!


ブーランジェリー ベー
住所 東京都練馬区東大泉3-16-32
TEL03-5387-3522
営業時間平日 10:00〜19:00
日曜 10:00〜18:00
定休日月曜
アクセス西武池袋線大泉学園駅より徒歩5分