ブノワトンのロゴマーク、店名の“B”にカラスがいるのは、皆さんご存知だと思います。でもそのカラスがくわえているものが毒入りのパンだって、知っていましたか? 先日他のホームページで拝見したブノワトンの紹介記事に「カラスは毒入りのパンを森に捨てに行くそうです。」と書いてありました。おぉ、そうですか。あのカラスは口にくわえた毒入りのパンを森に捨てに行っていたんですね。そんな深い意味があったとは!! ますます、高橋シェフのこだわりぶりと、めざす場所がわかってくるような気がしました。今の世の中、ある意味毒ともとれるものが、平気な顔をして売られています。今は良くてもいつか必ず、その毒は人間の体を蝕んでいきます。だからこそ、本当に毒を捨ててくれるカラスが必要なのかもしれません。高橋さんは、そんな想いを胸に「ブノワトン」のパンを作っているのでしょうか。そんなふうに思ったら、本当にありがたくて胸がいっぱいになりますね。その上、ブノワトンのパンは美味しくて、行くたびに、両手がいっぱいになってお店を出ることになります。いろいろな意味でありがたいパン屋さんです。(2004.6)


カラスのロゴマーク


プチトラディション  \147

程よく厚みのあるクラストは香ばしさが特徴。やや酸味のある生地は、小麦の香りがじんわりと広がります。塩味が効いているのでそのままでも充分美味しい。香ばしいクラストと引きの強いクラムのコンビも抜群です。
パン・ド・ハルユタカ  ¥168

薄くパリッと香ばしいクラストともっちりとしたクラムが好相性。食べやすくさっぱりしていながら、粉の旨みや風味もしっかり感じられます。食事に合わせやすいタイプです。
バゲット・ミニョン  \89

細身で小さい体に旨みがぎゅっと凝縮されている感じ。きめ細かく、ほどよい酸味の生地はオリーブオイルやバターをつけて食べると良さそう。厚めのクラストを楽しみたい人にお勧め。
ハワイアンポチキ \126

チョリソーとドライバナナという意外な組み合わせ。でも、ぴりっとした辛さと濃厚な甘さが合うんです。こんなところにも高橋さんの想像力の豊かさを感じます。太陽のイメージが口いっぱいに広がって気分はすっかりハワイアン!?!
ペッパーシンケンブロート \168

まるで挽きたてのように風味の強い黒胡椒。適度に水分が抜けて旨みが凝縮されたシンケン(ハム)。そしてハムに絶妙にからむやわらかさの生地にも充分旨みが感じられます。まるでお料理を食べているかのような満足感です。
ブノワトン \126

ライ麦入りのどっしりとしたパンにレーズンがぎっしり。レーズンの甘みとコクが生地の酸味とよく合います。ブリーなどのチーズをのせてワインと一緒にどうぞ。店名がついた土日限定パン。
ライ麦のプチパン \84

カリッとしたクラストの歯ごたえが気持ち良い。クラムは軽やかであっさり。やわらかく、噛みしめるたびにじんわり旨みが伝わります。


住所 神奈川県伊勢原市板戸645-5
TEL0463-91-6710
営業時間7:00〜19:00
定休日火曜日
アクセス 小田急線伊勢原駅より車で5分