札幌市内のとある住宅街。知らなければきっとたどりつけないはずの場所ながら、次々とやって来る人たち。近所からはもちろん、週末には遠方からもパン好きたちが訪れるブーランジェリーが、ここ、アンジュです。店内はやわらかい照明の下、一枚板の長いテーブルがど〜んと構え、その上にパンがディスプレイされていてとってもおしゃれ。早速、人気のクロワッサンを・・・と思ったら、なんと売り切れ!というのも、アンジュでパンを焼いているのは飛田辰二シェフただひとり。丁寧に手間暇かけて作られたパンが少しずつ店頭に並べられるので、お目当てがあるなら予約は必須のようです。せっかくなので他のお勧めも聞いてみたところ、「バゲットには思い入れがありますね」とのお話。パリのブーランジェリー「ルネ・サントワン」での修業時代に、そのおいしさに開眼したということだから期待も高まり・・・と、残念ながらバゲットも売り切れ!でも、大丈夫。まだまだお勧めはたくさんあります。ハード系をメインにしつつ、ヴィエノワズリやスコーン、フルーツのタルトなども思わず目を奪われる表情。なるほど、あれもこれもと思うなら、常連になるしかなさそうです! (2009.10)



バターロール(シュクレ)
¥105

まぁるく丸めてあられ糖をトッピングしただけなのに、かえって素朴さに惹かれます。その見た目通り、ふんわりやわらかでキメ細やかな生地が魅力。甘さはかなり控えめであっさりタイプ。毎日でも食べ飽きない味わいです。

 
パン・オ・レザン
¥137

ふっくらと浮いた姿が、いかにもおいしそう!外側は薄くサックリハラハラと崩れるようなもろい食感、対して内側は空気をたっぷり含んでふんわりと。パイよりもパンに近い食感です。生地に練りこんだカスタードやレーズンが、上品な甘さで生地に馴染みます。
 
セーグル(小)
¥189

全粒粉を10%配合。とはいえ癖がなく酸味もないので食べやすい仕上がりです。薄いクラストとやわらかいクラムの食感が心地よく、食べ後もすっきり爽やか。サンドイッチ用にも活躍してくれそう。
 
ひまわりの種とクルミのライ麦パン 
¥179

北海道産小麦とライ麦を使用。たっぷりの水分を含んだ生地はしっとりもっちりとして、お餅のような甘みと弾力があります。表面を覆うひまわりの種とフィリングのクルミのコリコリとした食感がいいアクセントに。
 
クグロフ(中)
¥462

ブリオッシュ生地を使ったクグロフは、綺麗な卵色の生地。しっとりしつつ、さっくり軽やか。口溶けが良いのが特徴です。ほのかな甘みとさりげないバターの香りで主張しすぎない味わい。そのままでもいいけれど、コンフィチュールやクリームと合わせるのもお勧めです。
 






ブーランジェリー アンジュ
住所 北海道札幌市中央区南19条西14丁目2−7
TEL011−563−0083
営業時間9:00〜19:00
定休日日曜・祝日
アクセス 札幌市電ロープウェイ入り口駅近く
URLhttp://boulangerieange.web.fc2.com/index.html



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