2009年10月26日、世田谷線の松陰神社前で降りて、すぐ目の前という好立地にオープンしたのが、この「ブーランジェリー スドウ」です。オーナーシェフの須藤秀男さんは、「タイユバン ロブション」や「ブルディガラ」や「ペルティエ」などで腕を振るっていた方。 そして、あの「マリアージュ ドゥ ファリーヌ」と「コンフィチュールアッシュ」で、総括責任者を務めた実力派のシェフです。そして奥様の枝里子さんもまた「マリアージュ ドゥ ファリーヌ」で、スーシェフを務めたという方。この二人が揃ったら、ここのパンやお菓子がおいしくないはずはない!そして、それを裏づけるかのように、この店の人気ぶりは相当なもの。オープン初日から今日現在まで、お店の開店時間からパンが飛ぶように売れて行き、たぶん、このお店でパンがたくさんきれいに並べられているという光景を見るのは奇跡的なことだと思わせてくれるほどの盛況ぶり。まだオープンして3ヶ月にも満たないのに、すっかり地元になじんだ感のある「ブーランジェリー スドウ」。これからもずっと、この熱狂的な人気振りが続いて行くだろうと思うと、恐ろしくもあり、頼もしくもあります。でも、また1軒、おいしいパン屋が増えたことは、まぎれもない事実。何度も通ってみたいお店のひとつになりそうです。
(2010.01)




大納言
¥230

カリッと香ばしいクラストともっちりとしたクラム。そこに、しっとりとした北海道産の大納言がゴロゴロと入っています。ほっくりとした大納言は、甘さもしっかり。弾力がありながら、歯切れのいい生地とよく合っています。まわりにつけられたきなこの香りもよく、いいアクセントに。
プチSバゲット
¥100

香りのいいバゲットは、カリッとしたクラストとしっとりとしてツヤのあるクラム。まるでお麩のような口溶けの生地は、塩気もきりっと効いて、粉の風味がじんわりと広がっていきます。みずみずしくてすっきりとしているのに、風味がしっかり強いのが素晴らしい。後味に甘さがほんのりと残り、とてもおいしいバゲットです。
ノアレザン
¥2.0/1g

大きくなまこ型に焼き上げたノアレザンは、クープも規則正しく美しい。まるでお芋を焼いたような芳しい香りと、レーズンの甘さのバランスがとてもよく、思いのほか、ソフトな食感で食べやすい。しっかりとローストされたクルミのほろ苦さも、ほどよい酸味の生地とよく合っています。
ロールパン
3ケ ¥290 (5ケ ¥450もあります)

巻いていないけど、ふっくらとした形がかわいらしいロールパン。しっとりもっちりとして、とてもキメの細かい内層です。ミルキーな味と甘みのあるやさしい味わいは、食事パンというより、おやつパンみたい。ちょっと懐かしい、日本人なら誰でも好きなおいしさです。
世田谷食パン
1斤 ¥290 (写真は2斤¥580)

重量感があり、もっちりと弾力がありながら、ふんわりとしたとてもキメの細かい生地です。シンプルだけど、甘みもあって、とてもすっきりとした味わい。外側はさっくりと焼きあがっていて、耳もおいしい。この食べ飽きない食パンは、何もつけない、トーストもしない、そのままで楽しめる味わいです。




ブーランジェリー スドウ
住所 東京都世田谷区世田谷4-3-14
TEL 03-5426-0175
営業時間 9:00〜19:00
定休日 月曜・日曜
アクセス



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