今回は、地下鉄表参道駅と外苑前駅との間にある「パンとエスプレッソと」という小説のタイトルのような名前の付いたパン屋さんに行ってきました。ベーカリー&バール(イタリア語でカフェのこと)というのが正しいのかもしれませんが、店名どおりパンとイタリアのコーヒーが楽しめるお店です。2009年4月に、オシャレなカフェが立ち並ぶこの地にオープンし、今やお昼時ともなれば多くのお客さんで賑わう人気店に。ここでパンを焼くのは、「ミディアミディ」などでパンつくりの腕を磨いた櫻井正二さん。大きなガラス越しに見える厨房から次々と焼きあがるおいしそうなパンたち。ランチ時にはパンがおかわり自由の日替わりランチなどがあるのも嬉しい。表参道という場所なのに、意外とお手頃な価格でモーニングメニューやランチメニューが楽しめるし、カウンター席もあるので一人でもゆっくりと食事やお茶ができるし、もちろんパンのテイクアウトだけでもOKという使い勝手のいい一軒。ちょっぴりひねりのきいたパンがあるのも楽しい。さて皆さん、この開放感溢れるバールで、次の休日、おいしいパンとエスプレッソでオシャレなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。 (2009.07)



リーゾ
\200

玄米とゴマ油とを組み合わせたこのパンは、麦茶のようなとても芳しい香り。生地はしっとりもっちりとしています。ほんのり甘みもあって、噛んでいるとより深みが感じられる味わい。後味もすっきりとしていて食べやすく、表面をカリッと焼いてバターをつけてもおいしそう。

ケソ
\300(1/2) \600(1)

顔を近づけただけで、すぐにチーズがたっぷり入っているのがわかる程強くチーズの香りがします。クリームチーズ、ブルーチーズ、グラナパダーノと3種類のチーズが生地に練りこんであるとのことで、かなり贅沢な味わいに仕上がっています。そして、ホロっと口の中で溶けるような食感は、まさにチーズを食べているかのよう。一度食べると病みつきになりそうな予感が・・・。
ムー
\280

バターをふんだんに使った、まるでブリオッシュのようなとてもリッチな生地。モチモチっとしているのに、口の中でとろけてしまう食感は歯がいらない!?と思えるほど不思議な食感で、まるではんぺんのよう。でもしっかり食パンのおいしさがあり、バターたっぷりなのに、すっきりとした後味というのも見事。このやわらかいという一言では表現しきれない不思議な食感は、ぜひ一度試してみて!
ライ
\240

塩気がしっかりと効いたインパクトのある生地に、芳ばしいクラスト。そのクラストは、カリッとしながらも口どけが良く、クラムはもっちりとクリーミー。ごはんやお餅のようなもっちりした食感の中に、コーンのような甘みを感じ、噛めば噛むほどじんわりとした旨みが、口の中に広がっていきます。
パイユ
\250

コーヒー風味のパイ生地の中に、キリリと苦みの効いたチョコレートガナッシュがたっぶり入っています。使っているチョコレートはヴァローナというこだわり。パイ生地はサクサクハラハラとした繊細な層で、バターのコクと丸みが、苦めのガナッシュとよく合っています。大人のためのチョコレートパイという感じ。
ロカイユ
\90

このかわいらしいパンは、ミルキーな香りのするソフトなスイートパン。ほんのり甘い生地は、牛乳キャラメルのような印象です。でもほのかな塩気があるので、甘さの中にもキレのよさを感じさせます。トップにかかっている砂糖の食感もいいアクセントに。ふっくら、しっとり、さっくりとした、やさしいおいしさのおやつパンです。




パンとエスプレッソと
住所 東京都渋谷区神宮前3−4−9
TEL03−5410−2040
営業時間バール 8:00〜23:00 ベーカリー 8:00〜19:00
定休日バールは無休 ベーカリーは月曜休み
アクセス 地下鉄表参道駅、外苑前駅より徒歩約8分
URLhttp://www.bread-espresso.jp/



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