新しいパン屋激戦区になりつつある大岡山に、2008年1月13日にオープンしたかわいいパン屋さん。壁もドアも真っ白の外観と、同じく白で掲げられたitokitoのロゴが目印。お客さんが3人も入れば、おしりがはみ出てしまいそうなこじんまりとした店内。さりげなくかけられたシンプルな絵や雑貨が、とてもおしゃれです。すぐ奥に見える厨房では、次々とパンが窯から出され、パチパチと音を立てるバゲットがカウンターに並べられます。この、出来立ての臨場感がうれしい限り。おや?このショーケースはどこかで見覚えが…と思ったら、シェフの勝野真一さんは、元「ナイーフ」で腕を磨かれていのだそう。ショーケースやレジなどは、ナイーフから譲り受けたとのことでした。
そして、パンに合う素材を学ぶため、中目黒の「ビストロ ミカミ」にて修業経験もあるシェフ。塩豚とリンゴのサンドイッチ、菜の花とベーコンのキッシュなど、一味違った惣菜系のパンも愉しめます。午前中にはデニッシュ系が並び、お昼からはサンドイッチやお惣菜系、そしてハード系が焼きあがります。おいしそうなパンを前にしたら・・・家に帰るまで、我慢できないっ!焼きたてパンをパクッと齧りながら、次の店までお散歩するのも、パン屋めぐりの醍醐味、ですよね! (2008.5)


バゲット
¥265


バゲットは、午後に焼きあがる48時間の長時間熟成の「バゲット48」、3時間発酵の「バゲット」の2種類。後者のこちらは、午前中の焼きあがり。短いミニタイプもあり、一人用や、ランチのお供にも便利。瑞々しく艶やかなクラムは、あっさりシンプル。食べやすく安心感のある味わいは、お食事を引き立ててくれそうです。

パンドミ(1斤)
\250

しっとりとキメが細かい生地は、口どけまろやか。ほんのり甘みがあり、懐かしさのある味わいです。軽くトーストすると、クラストがカリッとして、表面の香ばしさとクラムのソフトな食感が引き立つ。毎日の朝ごはんにも良さそうな、優しい味わいです。
クロワッサン
\190

コロンとまるっこいフォルムが可愛らしい。均一に層が浮いていて、サクサクとした軽快な歯ごたえが心地よい。バター感はしつこすぎず、あっさりと軽い食べ応え。思わずパクパクと食べ進んでしまいそう。
いちじくの白ワイン煮とくるみのデニッシュ
\265

白ワインでコンポートしてあるイチジクが、薫り高くおいしい!繊細な食感のデニッシュとの間には、薄くダマンドクリームが。アーモンドのコクと、バターの香りが絡み合い、イチジクとクルミの味わいにマッチ。一皿のデセールのような繊細な味わいのデニッシュです。
パンドナイーフ
\250

その名の通り、「ナイーフ」から受け継ぐレシピで作られたのだそう。ホールで入った皮付きのローストナッツがカリッと香ばしい!クリームチーズが、生地に練りこんであり、しっとりモチモチとした食感。噛むごとにじんわりと広がる生地の甘みが、ドライチェリーの甘酸っぱさを一層引き立てます。




itokitoイトキト
住所 東京都大田区北千束1-54-10佐野ビル1F
TEL&FAX03-3725-7115
営業時間月曜〜金曜 11:00〜21:00
土曜・祝日 11:00〜19:00
定休日 日曜・第2月曜
アクセス東急大井町線 大岡山駅より徒歩3分
地図

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