赤いファサードにウッドテラスが爽やかなジョーは7月にオープンしたばかりのパン屋さん。その評判は口コミで近隣に広がり、朝8時のオープンと同時に続々とお客様が集まって、なんと1時間半ほどで売りきれてしまうほどなのだそう。こじんまりとしていながら開放感のある店内は、扉を開けるとすぐにオーブンが見える設計。ホワホワッと湯気が立ちのぼる焼き立てのパンを見て、「これ取ってもいいですか?」とお客さんが手を伸ばす姿も珍しくありません。
「葛西に、今までにはないハード系の充実したパン屋を作りたかった」というシェフの間々田雄一さん。自家製クリームをたっぷり詰めたクリームパンやカレーパンなど手抜きのない惣菜パンに加え、ジョーの「J」を模った「バゲット ジョー」など食事パンも並んでいます。
ちなみに、店名の「ジョー」は、大好きな「明日のジョー」にちなんだものなのだそう。訪れたら間違いなく減量に失敗しそうな「ジョー」ですが、燃え尽きるまでパンを楽しんでみてもいいかもしれません。
目下の問題は、早く行かないとパンが売切れてしまうこと!朝の風が爽やかなこの季節。ちょっと早起きして、「ジョー」への散歩を楽しんでみてはいかがですか? (2008.09)



カンパーニュ
\200

やわらかなグレーを帯びた生地は、ライ麦30%入りで風味豊か。食感はもっちりやわらかな弾力があり、歯切れの良いもの。噛むほどに、ほのかな酸味と粉の滋味、そしてさわやかな甘みが広がります。甘さがしっかりとあって食べやすいので、普段はあまりハード系を選ばないという方にもおすすめです。
クロワッサン
\160

生地の一層一層に適度な厚みがあるため、しっかりと焼き込まれた外側はバリバリッと力強い食感。美しい蜂の巣模様を描く内側の層はバターと酵母の香りが濃厚で、生地の食感と味を楽しめます。小ぶりながら、力強さを感じるブーランジェリーらしいクロワッサン。
じゃがバター
\180

サツマイモかと思うほど黄色くて甘みの強いじゃがいも、“インカのめざめ”が、丸ごと1個入っています。おイモのしっとりした口当たりに、ほんのり甘いパン生地、そしてたっぷりのバターが加われば、おいしくないはずがない!ですよね?
イギリス 
\260

ふわんふわんっ、とした生地は耳の部分までしっとりやわらか。キリッとした味と食感のイメージがある山型パンですが、この「イギリス」はミルクの香りがあって甘さもしっかりしています。トーストすると、外はサクサクと軽やかな食感になり、リッチな風味が一層引き立ちます。
パン・オ・レザン
\180

焼き色がついた表面部分はパリッとしていますが、内側はふわっとやわらかな食感。きめ細かい生地は口どけが良く、それと共にバターの風味が広がっていきます。層の間には、クレームダマンドとレーズン。表面を艶やかに飾るアプリコットの香りが爽やかに、後を締めくくります。




ブーランジェリー ジョー
住所 東京都江戸川区南葛西2-23-10 カーサデエスペランサ1F
Tel03-5667-5490
Fax03-5667-5498
営業時間8:00〜17:00
定休日 月・火曜
アクセス 東京メトロ東西線葛西駅より徒歩15分

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