鎌倉にある「KIBIYA ベーカリー」。パナデリアでも以前、「カフェ タカラヤ」という名前のときに取材をさせていただきました。その時代の猫のロゴマークは、今も健在。お店の前にある木の看板に描かれた猫は、訪れる人をやさしく迎えてくれます。そして名前は変わっても、KIBIYAのパンが魅力的なのはそのまま。レーズン酵母や無農薬の国産小麦を使うなど、素材にこだわり、安全でおいしいパンを作り続けているKIBIYA、店名が変わったのは、2004年のこと。2002年に惜しまれながら閉店した鎌倉の老舗レストラン「KIBIYA」のKIBIYAグループが、カフェ タカラヤから引き継いだのが、始まりです。たとえば、今回ご紹介する黒みつパンは、1948年に創業したカフェ タカラヤの誕生以来からのベストセラーという筋金入りのもの。そんなふうに、タカラヤ時代からのメニューも引き継ぎながら、それでもどこか進化し続けるKIBIYA。2階にはビストロ「テロワール ア キビヤ」があり、フランス家庭料理とともにKIBIYAベーカリーのパンを楽しむことができます。鎌倉にお出かけの際は、ぜひここに立ち寄り、鎌倉のパンのおいしさを噛みしめてみてください。  
(2010.04)




食パン(プレーン)
¥540


素朴な粉の味わいと、酵母の酸味。食べ続けて行くと、その酸味が病みつきになりそう。もちっとした生地は、どこかご飯を食べているかのようで、食べ応えがあり、満足感があります。身体にやさしい普段使いのパンです。
カレンツとナッツ(1/2)
¥550


これもご飯のようなもっちりとした生地に、カレンツの甘みとくるみのコクが加わり、マイルドな印象に。ふすまのザラッとした感じと田舎風の素朴さで、和風のお惣菜を合わせてみたくなります。トーストして、かりっとしたところにバターを塗って食べるのもおススメです。
チョコパン
¥170


おやきみたいなかわいらしい形のちょっと重めの生地に、がっちりとした固めのチョコがたっぷり。軽く温めて中のチョコをトロリとさせて食べると、おいしさが増します。生地の酸味とチョコの甘さの組み合わせが楽しい。
黒みつパン(大)
¥200


1948年生まれのなつかし系のパン。蒸しパンみたいなもっちり感、黒糖のコクのある甘さが、噛むほどにじわじわっとやってきます。おやつ感覚でパクパク食べたい!ふんわりとしたやさしいおいしさです。
スコーン(桜)
¥150


桜の季節にぴったりのスコーンは、断面のピンクのツブツブがきれい。自然な甘さと桜の塩気で、桜餅のような甘じょっぱさが、あとをひきます。さっくりほろほろとしながらも、口の中ではしっとりとした旨みが広がっていきます。
※ 季節限定




KIBIYA ベーカリー
住所 神奈川県鎌倉市御成町5-34
Tel 0467-22-1862
営業時間 10:00〜19:00
定休日 水曜
アクセス JR鎌倉駅より徒歩約3分
その他 鎌倉駅東口に段葛店(売店) Come Va?(コメバ)あり



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