薫々堂 

とても素直な美味しさで、すっかりパナテリアの心をつかんだ薫々堂。早速「こだわり職人」の取材に伺ってきました。店主の亀山裕子さんにお話を伺う中で知ったのが、"シェフの・・・"と名前が付いた、店主のご主人でもあるシェフの亀山修二さんが作るパンのこと。薫々堂では、基本的に仕込みは裕子さん、窯は修二さんの担当だそうですが、シェフシリーズに関しては仕込みから修二さんがされるというこだわり派。修二さんは、以前はハード系のパンを中心に焼いていたそうで、薫々堂のオープン前に初めてあんぱんを作り、その難しさに驚いたとか。今では、今までの経験と薫々堂らしさ、両方を感じる美味しいパンを作っていらっしゃいます。今回は主にそんなシェフの作るパンをご紹介してみましょう。



セーグル \320 

セーグルが苦手な方にも是非食べて欲しいパン。ほどよい酸味とほのかな甘味が感じられます。クラストはコーヒーの様な香ばしさで、バリっとした食感が楽しい。白ワイン・クリームチーズなど少し酸味があるものや、生牡蠣などの魚介類と一緒にオードブルにぴったりです。
ブリオッシュ・ナンテール \800 ハーフ \400

ブリオッシュを食パン型で焼いたもの。小さく成型したブリオッシュもありますが、ブリオッシュのフワフワ感を味わいたくてこちらをチョイス。香りの良いバターと卵が入ったリッチな生地で、しっとりフワフワ。甘さも控えめで、カリッと焼いて美味しいジャムを付けて食べたくなります。
シェフのプチパン 大\100
小さなシェフのプチパン 1個\60  2個\100 

胚芽とはちみつが入ったプチパン。「砂糖のストレートな甘さが好きではない。」というシェフのこだわりから、はちみつを使っているそうです。胚芽の味はしっかりとするのに、口の中ですっと溶けてしまう柔らかさとしっとりさが魅力的。
クロワッサン \120

生地に胚芽を練りこんであるクロワッサン。この完成度が高いクロワッサンは、バターと生地がしっかりと一体化していて、発酵バターの良い香りがします。もちろん、外はパリパリ、中はふんわりです。
シェフのまかない 大\240 小\120(写真は小)

ガーリックバターを塗ったバゲットの上に、ソーセージとソテーしたキャベツが乗っています。「何だ簡単!」と思ったら大間違い。美味しくする為にシェフは多くの工程を経ているそう。パンが美味しいのはもちろんですが、キャベツの甘みを再認識しました。
クロワッサン・オ・ザマンド \200 

シェフの力作。クロワッサンの層はしっかり焼きこむことでフィユタージュのようにパリパリになり、中にはクレーム・ダマンドとラム酒漬けレーズンが挟んであります。パンと言うよりお菓子。とても手がかかるので毎日は店頭に並ばないそうなので、見つけたら迷わず買うことをお勧めします。
マンディアン \300 

アルザス地方に伝わる伝統菓子であるベラベッカを薫々堂風に再現したもの。生地がつなぎになっているくらい沢山のドライフルーツとナッツがぎゅっと詰まっています。洋酒の効いたジャムコーティングタイプもありますが、「フルーツの風味を最大限活かす為に余計なことはしたくない」というポリシーで作られたこのマンディアンは、「ドライフルーツって美味しいなぁ」としみじみ感じさせてくれます。

住所神奈川県横浜市泉区和泉町3857-10
TEL045-805-0403
営業時間10:00〜20:00
定休日日曜・第1第3月曜日
アクセス 横浜市営地下鉄  立場駅より徒歩5分
相鉄いずみ野線 いずみ中央駅より徒歩12分