ここ数年、関西にも素敵なお店が続々とオープン。そんな中「ここはパリ!?」大阪府吹田市に、一瞬にしてパリに来たかのような気分を味わえるブーランジュリーがあります。それが、2006年4月にオープン2周年を迎えたル・シュクレ・ク−ル。シェフの岩永さんはパリの「メゾン・カイザー」で修業を積んだという方。決して行きやすいとは言えない場所にありながら、わざわざこのお店を目指して来るというお客さんも多いようです。真っ赤な外観と観葉植物たちの緑に迎えられ店内へ。ショーケース内やその上にはたくさんの表情豊かなパンたちが並びます。ハード系にヴィエノワズリー、デザートにぴったりのデニッシュ。あれもこれも…と食べたくなってしまう品揃えはうれしいのはもちろん、選ぶのが大変なほど。シェフの豊かな想像力から生まれる数々のパンを求めて、大阪の小さなパリを訪ねてみてはいかがですか?(2006.06)





バゲット  
¥280

天然酵母の香りがふわ〜っと漂い、ほどよい酸味も感じられます。しっかりと濃い味のあるバゲットは、食事の脇役というよりもそれだけで主役になれそうな1品です。
ポム・ド・テール  
¥240

驚くほどしっとり&むっちりした生地はじゃがいもそのもので、シンプルなようだけど味わい深い。塩けもほどよく、まるでポテト料理を食べているようです。

パン・クール
¥180

「クール」とはフランス語で「心、心臓」のこと。お店を象徴しているような大きなハート型に心も和みます。大納言、うぐいす豆、ヒヨコ豆のほっこりした甘さともっちりした生地が好相性で、後をひくおいしさです。
パン・アロマティック・ア・ラ・ジャポネーズ
¥240

見た目はまるでハリネズミのよう。かわいらしいだけじゃなく、なんと山田錦100%の酒カスを使用しているこのパン、名前の通り日本酒の香りがとても豊か。フランス人にもぜひ食べさせたい!
クロワッサン
¥150

ほどよく空気を含んだ蜂の巣状の断面が綺麗!ふんわりとした生地は優しい甘みがあり、バターの風味はそれほど強くありませんが、ミルキーさが際立っています。
パヴェ・ドゥ・ヴァンセーヌ
¥240

枕のような姿がおもしろいこのパンは、カットするとさらに個性的。ゴロゴロと入った大粒のアーモンドとチョコレート、そして苦みの効いたカカオ豆の組み合わせが斬新です。
パン・オ・フェーブ・ア・ラ・パルムザンヌ
¥190

パルメザンチーズを練り込んだ生地にはそら豆が入っていて、初夏にぴったりの爽やかな1品。それでいて味は濃く、豆の香りとチーズのコク、ほどよい塩けが心地よく口中に広がります。


ル・シュクレ・クール
住所 大阪府吹田市岸部北5−20−3
TEL&FAX06−6384−7901
営業時間8:00〜19:00
定休日水・木曜
アクセス JR岸辺駅より徒歩18分、または阪急バス「七尾西」下車1分