湘南ビールのパン屋さん
「パン・ア・ラ・ビエール」
 

茅ヶ崎から単線列車の相模線に乗り換えて2駅、のどかな田園風景が広がる香川に、湘南の地ビール「湘南ビール」の蔵元「熊澤酒造」の6代目当主が開いたのが『パン・ア・ラ・ビエール』。ドイツ製の焼窯を使って焼かれたパンは、とにかく焼き加減が最高。特にクラスト、香ばしさが甘さとともに余韻をもって口のなかに広がります。粉はフランス産の小麦粉と国内産の全粒粉、塩は天然の粗塩、そして水は丹沢山渓の伏流水を使用。お店の隣には『湘南麦酒蔵』というレストランがあり、ビールや食事と一緒に自慢のパンを味わうこともできます(2001年11月)

レザン ノア \200

まさにその一瞬を逃さずオーブンから取り出されたであろうこのパン、クラストのカリカリ加減がたまらない。芳ばしいクルミの香りと味が噛み締めるほどに広がり、またレーズンの甘みも程よく、もう一切れ、とつい手が伸びる。
ミッシュブロート \340

固いクラストをグッと噛み締めると、これまた香ばしくて深い味わい。クラムは目の
つまったコシコシ?としたもの。香りにライ麦特有の酸味はあるが、味に酸っぱさは感
じない。ドイツパン初心者でもこれなら間違いなくOKだろう。
クリームデニッシュ \160

ビスケット生地を上部に薄くかぶせた甘いパン。中にたっぷり入ったカスタードクリームには、バニラビーンズの黒いツブツブがいっぱい。プリプリとした食感と、コクのある甘さに思わず頬がゆるんでしまいます。
クロワッサン \150

パンを顔に近づけると、発酵バターのリッチな香りが鼻をくすぐる。表面は皮がはらりと落ちるほどパリッと焼き上げられているが、中の方は意外にしっとり。バターの甘み、旨みが口のなかで溶け出してくる感じ。
パン ア ラ ビエール \200

店名を冠したこのパンの意味は、フランス語で「ビールのパン」。水のかわりにビールを使ってできているのだ。ポコポコと気泡のできたパンからは、確かにビールの香りがする。クラムはしっとり、ややもっちりした食感。
パン コンプレ \320

全粒粉の入ったパン。歯ごたえのいいしっかりとしたクラスト、ふんわりとやわらかく口溶けのいいクラム。シンプルな味わいなので、どんな食事にも合わせやすいだろう。甘く芳ばしい麦の香りが食欲をそそる。
ネージュ \250

袋を開けただけで、アーモンドをローストしたあの香りに心が躍る。一口サイズのそれをそのまま口に放りこんでみると、サクサクと簡単に崩れてしまう。ナッツがメインのお菓子なのに、味はあっさり。甘さ控えめなせいか?

住所神奈川県茅ヶ崎市香川2292
TEL0467−52−6144
営業時間10:30〜22:00(17:00からはレストランにて販売)
定休日火、第3月曜
アクセスJR相模線香川駅下車徒歩5分