パナデリアの石窯パン教室の講師としてお世話になったパオロ・アッジョ氏。イタリア国内にある数々のピッツェリアで腕を磨き、その後は日本で活躍中。レストランのパンも作っているので、実はあなたのおいしいと思ったレストランのパンが、パオロ氏のパンだった・・・っていうこともあるかもしれません。そんなパオロ氏が、いよいよ夢を実現させました。場所は、焼き物の町、益子。益子焼といえば、日本を代表する陶器のひとつ。その益子焼きの登り窯を作る職人さんに作ってもらったという、グレコローマン式の窯は見事なできばえです。そして、工房は50年前の石蔵を改造したもの。石蔵ならではの酵母菌は、これから長い時間をかけてゆっくりと育てられていきます。そして、そこから、この場所にしか育たない味わいが生まれてくるのです。今はまだ通販がメインだけど、近いうちにちょっとしたテラス席を作り、ピッツァ窯も設置する予定だそうです。そこでは、青空の下、焼きたてのおいしいピッツァが食べられるとのこと。おいしい空気とおいしい水(実は30年前の井戸を、使えるようにして、今は甘くておいしい水が汲みだせるのです)、そしていい窯と腕のいい職人が揃えば、パネムはどんどん有名になって行くはず。煙突の煙がそこかしこに立ち昇る焼き物の街、益子。パネムの煙突からも、ほらおいしそうなパンの香りのする煙が立ち昇っていますよ。(2009.04)

※現在、パネムはレストランへの卸と通販をメインで行っています。突然、お店に行ってもパンを買うことはできません。直接お買い求め希望の際は、事前に電話にてご連絡ください。

※4月25日(土)から土日祝で、ピッツアを始めます。11月中旬まで続ける予定だそうです。尚、陶器市期間中(4/29〜5/6)までは毎日ピッツアを焼きます。



ルスティコ
1kg ¥1730 

クラストがかなり厚く、しっかりしている。乾いた感じのクラストなのに、クラムはしっとりとしていて、歯切れがいい。ゆっくりと噛みしめていくと、グイグイと旨みが出てきます。塩けがしっかりと効いているが、オリーヴオイルをつけて食べると、ちょうどいい頃合に。重量感があり、いかにも外国のパンという感じ。オリーヴオイル以外にも、お料理のソースともよく合いそう。軽くトーストすると、香ばしさとさっくりとした風味がアップ。とにかくおいしい!

パーネ・アッル・ウヴェッタ
1kg ¥1950

みずみずしくて甘いレーズンがたっぷり。シンプルな生地なので、すっきりとした印象。こんがり焼けて香ばしいクラストと、もっちりとして、さっくりとちぎれるような食感がおもしろいクラム。シンプルで素直な味なのに、不思議とまるみがあり、食べ心地がいい。今回購入したものは、なんと長さが28センチもあり、食べ応え充分。パネムのパンはどれも、日持ちがするので、毎日少しずつ食べたい!
パーネ・アイ・フィキ
1kg ¥2600

しっとり柔らかな白いちじくが大胆に入っています。ほどよく塩気の効いた生地は、ほんのりした甘さと酸味のバランスがよく、旨みがじんわりと感じられます。ドライフルーツのせいか、生地がきめ細かくクリーミーな感じ。すっきりとした味ながら、やさしい雑味があり、さっくりと歯切れのいい、見た目より繊細な印象のパンです。大きさはなんと直径23センチほど。ずっしりとした重量感が、うれしい!




イタリアパン工房パネム
住所 栃木県芳賀郡益子町大字益子3009
TEL/FAX0285-85-8595
その他2009年4月現在、店舗販売は行っていません。購入方法などは、下記HPをご確認ください。
URL http://www.panem.jp



※このページの情報は掲載当時のものです。現時点の情報とは異なる可能性がございますのでご了承ください。