今年の4月、東急東横線大倉山駅にまたひとつ新しいブーランジェリーがオープンしました。シェフを務めるのは、代官山「マディ」で腕を振るっていた塩塚雅也さん。ファンの方も多いのではないでしょうか?
神奈川、東京はもちろん、日本全国を探して決めたというこの場所は、まだ自然がたくさん残るのどかなエリア。清潔感のある広々とした店内にはフランス語のBGMが流れ、パリのエスプリ漂う洒落た雰囲気の中で、ゆっくりとパンを選ぶことができます。
すぐ近くに住宅地を控えているという場所柄もあり、お客様は地元の方がほとんど。その生活リズムに合わせるように朝8時から、ハード系、ヴィエノワズリー、サンドイッチ、それからおやつにぴったりなアレンジパンなど、合計85種類のパンが次々と焼き上がります。中でも一番の人気はバゲット類で、年配の方にも人気が高いのだそうです。
住宅街にあるとは言え、ご近所の方だけのものにしておくのはもったいない「パリゼット」。あなたのこの夏のパン屋さん巡りのリストに加えてみてはいかがですか? (2007.7)




バゲットトラディション  
¥210

厚みのあるクラストのカリッとした食感と、ヒキの強いクラムのモチッとした食感のコントラストが楽しい。やや太めのスタイルで、クラム部分が多いのも特徴。塩気は弱めで、噛みしめるほどにじんわりと粉の甘みが広がります。低温長時間発酵のスペシャリテ。
大納言フランス  
¥263

ふっくらとしたS字を描く大納言入りのフランスパン。どこか懐かしさを感じる甘みの強い大納言が粒のままたっぷり入っていて、まるであんパンを食べているよう。ちょっと温めてバターを付けてもおいしそう!

クロワッサン
¥137

パリッと色よく焼かれたクロワッサン。外側はあくまでサクッと軽く、中はフワッとやわらかな食感。見た目と食感は繊細ですが、味わいは濃厚。発酵バターの香りが口いっぱいに広がります。甘みのあるミルキーな後味も印象的。
クリームパン
¥137

ぷっくり膨らんだ生地がピカピカと光って、おいしさを主張しているかのよう。中には“那須の究極卵”とバニラビーンズを使った自家製のカスタードクリームがたっぷり。究極、という卵のネーミングから想像するよりもふんわりやさしい卵の香りが楽しめます。
角食
¥241

写真では少しきめが粗く見えますが、生地はしっとりとしていて耳までやわらか。トーストしてもそのやわらかさが失われないのが不思議です。甘みがしっかりとあり、食感、味わいともに、やさしくい食パン。


ブーランジュリー パリゼット
住所 神奈川県横浜市港北区太尾町1115
TEL045-479-9267
営業時間8:00〜19:00
定休日月曜・第1火曜
アクセス東急東横線大倉山駅より徒歩10分