2008年8月、中央線・武蔵境駅近くの踏み切り脇にオープンしたのは、その名も「パサージュ ア ニヴォ(踏み切り)」という名のブーランジェリー。赤、白、こげ茶をベースにしたお洒落な外観で、入り口では“バゲットくん”がお出迎え。このバゲットくん、なんともフレンドリーな表情がいい感じです。というわけでバゲットはお薦めに違いないのですが、他にもハード系のパンや、バゲットサンド、クロワッサン生地やブリオッシュ生地を使ったパンなどが充実していて、フランスの香りがそこかしこに。ショーケースの上には小さく絞ったシュー生地を焼いたシュケットや、砂糖をまぶしたクレープ、ココットに入れたクレームブリュレなど気軽なフランス版おやつも並んでいます。実は店名にもなっている踏み切りは、高架工事が終わればなくなってしまう予定ですが、その後も以前と同じように“ここで立ち止まってほしい”という想いが込められているとのこと。でも、踏み切りがあってもなくても、つい立ち寄ってみたくなる、そんなワクワク感がいっぱいのお店です。 (2009.5)



3グレイン 
\280

アマニやゴマなど3種類の種入りバゲットは、長時間発酵でゆっくり仕上げたもの。軽さがありながらバリンと力強い食感のクラストに、もっちりとしたクラムが印象に残ります。雑穀のプチプチ感が香ばしく、ヘルシーな感じも手伝って、つい食べ進めてしまいそう。この他、シンプルな「バゲット」と、クランベリーやレーズン入りの「フリュイ」もお薦め。

チビkaku
\220

ネーミングの可愛さもひとしおですが、普通サイズの角食パンの隣にちょこんと並んでいる小さな姿は本当に可愛らしい!ふんわりとキメ細かい生地は、しっとりやわらか。耳も硬くないので食べやすく、優しいイメージです。厚めにカットしてトーストしてもおいしい。
ブール 1/2
\260

クラストはしっかりとして香ばしく、クラムはもっちり重量感がありますが、意外にも味わいはすっきり。酸味もなく、後味も爽やかです。塩気が控えめで、噛んでいると粉の甘みがじんわりと広がります。
ブリオッシュ
\350

淡いクリーム色が綺麗なブリオッシュは、やわらかくしなやかな質感。さっくりと歯切れが良くて、口溶けも良いのが特徴です。卵味は控えめであっさり軽やか。これならたっぷり食べても大丈夫?!
パン オ 塩マメ
\200

ふんわりと空気を含んだデニッシュ生地はサクサクハラハラ。中は自家製の抹茶クリームと塩マメ入りで、抹茶ミルクのような味わいと塩気の組合せが魅力です。甘さ控えめで温かみのある味わい。




ブーランジェリー パサージュ ア ニヴォ
住所 東京都武蔵野市境南町1-1-20
TEL0422-32-2887
営業時間8:00〜18:00
定休日水曜
アクセス JR中央線武蔵境駅より徒歩2分



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