意外と個人経営のパン屋が少ない港区内。そこで「隠れ家的な美味しいパン屋さんを発見!」とポワンタージュを紹介してから早2年。今ではマスコミへの登場回数も増え、そのファン層は確実に広がっているようです。ファッショナブルな店の雰囲気から客層は若い人が多いと思われがちですが、実は年配の方を含めたご近所のお客様も多いそう。シェフの中川清明さんは代々この地で酒屋を営んでいた家のご子息のため、地元の方とのつながりは強いようです。
商品は食事パンをはじめ、惣菜パン、菓子パンなど、時間帯を変えてかなりの種類がラインナップ。以前から「見覚えのある表情のパンがあるなぁ」と思っていましたが、実はユーハイムの志賀シェフの元で修業をされていたそう。控えめで黙々と仕事をする職人肌の中川シェフ。その姿は、店舗隣の厨房でいつもお見かけします。(2005.2)





ミッシュ  
\525

酵母の酸味がふんわり香るが、食べてみると酸味はあまり感じず食べやすい。しっかりと焼き込まれた香ばしいクラストに対し、クラムはもっちりと水分が多目のタイプ。サンドイッチなどにして食べたいライ麦パン。
マロンデニッシュ  
\231

モーンデニッシュのマロン版。バターと卵がふんだんに使われたブリオッシュのような生地に、こっくりとした甘さのマロンクリームを巻き込んであります。しっかりと焼き込まれ、表面のキャラメリゼした部分も味わい深い。

シナモンアップル  
\241

バターのまろやかさが活かされているデニッシュ生地は、上の網目の部分が特にパリパリとして食感が良い。大きめにカットされたりんごはキャラメルソテーしてあり、適度に食感を残した火の入れ方が絶妙。シナモンは強めで、存在感のあるバターやキャラメルの風味と良いバランスです。
プチザンファン(男の子・女の子)、レジャン(犬)
各\63

その可愛らしさに思わず手が出るパン。クロワッサンとブリオッシュの中間のような、バターが練り込まれたサク感のある生地。キャソナードで表面がキャラメリゼされ、シンプルななかに深い味わいがプラスされています。


ブリオッシュ・ナンテール・オランジュ  
\294

バター控えめのさっぱりとしたブリオッシュ生地に、オレンジの爽やかな香りがベストマッチ。そのまま食べるのはもちろん、トーストすると生地の軽さが更に際立ちます。トップに施されたグラスがシャリ感と甘さのアクセントに。





住所 東京都港区麻布十番3-3-10
TEL03-5445-4707
営業時間10:00〜24:00 パンがなくなり次第終了
定休日月曜日・第3火曜日
アクセス東京メトロ南北線/都営大江戸線 麻布十番駅1番出口 徒歩2分
その他 店舗はカフェを併設。フォカッチャ等のパンを使ったメニュー有り。