たくさんの車が行き交う、にぎやかなアレジア通り。その中でもひときわ目立っているのが、ここ「ドミニク・サブロン」です。東京・赤坂に上陸したときの行列は記憶に新しいけれど、パリの店も、ひっきりなしに人が訪れる人気店。ブーランジェリーながらケーキの種類も豊富なうえ、広いカフェスペースも併設された、かなり大きなお店です。
さっそくパンを手にテーブルへ。ふと壁をみあげると、東京での店をオープンしたときの記念写真なども貼られていて、初めてのお店なのに何となく親しみが湧いてしまいます。
厳選された素材、独自の天然酵母など、ドミニク・サブロン氏のパンへの想いが詰まったパリ店で、そのエスプリを再確認してみてはいかがですか?
(2010.02)




CROISSANT
0.9ユーロ

甘くてバターたっぷり、塩が旨みを引き出した濃厚なタイプのクロワッサン。半分に切ると、層が美しく何重にも円を描いています。特に、両側の生地の詰まった部分のザクッとした歯ざわりがユニーク。ひとつ食べるとかなり満足度が高く、おなかもいっぱいになります。
PETITE TARTE au SUCRE  
1.40ユーロ

きめ細かく、卵の風味の強い生地。バターやほのかに塩味もしつつ、甘くてお菓子のようなタイプ。口でゆっくりとかすように食べると、そのリッチさがクリーミーに伝わります。
BAGUETTE ALSESIANE
1.1ユーロ

しっかりした生地で、皮が分厚く、気泡は大きめ。力強いタイプです。ゆっくりと噛みしめて食べれば、ほんのりした塩味や粉の旨みがしっかりと感じられます。食事とあわせるには強すぎる気もしますが、これ一本にバターとワインがあればそれだけで充実した食事になりそう。
FICELLE SESAME
0.90ユーロ

焼き色は薄めだが、とにかくごまの量が多くてびっくり。焼きごまの香ばしさはあまりしないけれど、ごまの味が一番の特徴。歯切れはよく、ややキメの詰まった生地。思ったほどもっちりはしていません。
PAIN DE SEIGLE
2.45ユーロ

型に入れて焼いたタイプ。メリハリのあるタイプではなく、酸味は薄めで、食べやすい。ほろほろとややしまった生地ですが、ドゥミ セルのバターなどつけて食べたらぐっと映えそうな印象が!
BRIOCHE
5.45ユーロ

一瞬、それほどバターが主張しない穏やかな生地に思えるのですが、軽く焼くと、ぐっとバターの風味が広がってきて、贅沢で華やかな印象のパンに。気泡は縦にのびていて、そのまま食べるとやや粗さがありますが、焼くと歯切れも口溶けもよく、丸みを帯びた味わいに。




Dominique Saibron
ドミニク・サブロン

住所 77, avenue du General Leclerc 75014 Paris
TEL 01 43 35 01 07
営業時間 7 :00〜20 :30
定休日 月曜
アクセス メトロ4番線“Alesia”



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