房総半島の南に位置する館山といえば、温暖な気候の海の町として有名ですよね。ちょっと憧れの海の町でもあります。そんな館山にあるおいしいパン屋さん「スルジェ」。シェフの加瀬陽一さんは、東京荻窪の名店「ムッシュソレイユ」などで腕を磨いた方。その加瀬さんが、この館山に店をオープンしたのは、2005年のこと。館山駅からは近いし、海からも近い。周辺には高校や病院などもあり、でもそれでいてスルジェがあるのは静かな住宅街の一角。パン屋さんとしては最高の立地といえるかもしれません。お天気のいい日は、外のテラス席でおいしいパンをほおばりたい。もちろん、スルジェのパンを持って海岸でランチ・・・なんていうのも楽しそう。スルジェとは太陽のこと。店内には壁に大きな太陽のイラストがあり、その中心が窓になっていて、厨房をのぞくことができます。爽やかな印象の白い壁に赤い太陽、外に出れば、青い空と青い海が待っていてくれます。花も楽しめる館山への観光がてら、いや、ここのパンを目指してだけだって、ぜひ出かけてみてほしい。焼き菓子やタルトやプリンなどのお菓子もオススメです。 (2010.10)

	カンパーニュ ￥200 ほのかな酸味と胚芽の香り、しっかりと焼きこまれて芳ばしいクラスト、しっとりとしたクラム・・・噛んでいくと、粉の旨みがじんわりと口の中に広がる、とてもおいしいカンパーニュです。
	C.F.P.P ￥240 カシューナッツ、フロマージュ、ペッパー、パセリの頭文字をとって、C.F.P.P。名前どおり、胡椒の香り、チーズのコク、カシューナッツの甘みと食感、パセリの味も上手に生かされ、これひとつでお料理を食べているような感じ。意外としっとりとやわらかい生地で、ほのかな甘さがおいしい。
	ブール ￥200 ひきの強いクラストとふんわりとしたクラム。塩気もほどよく、シンプルな味わいなので、どんなお料理にも合わせやすそう。
	クロワッサン ￥140 しっかりと火が入っていて、まわりがサクサク、パリパリで、中はしっとり、ふっくら。内層もきれいに入った優等生のクロワッサンです。塩気のバランスもよく、バターの風味豊かで、まるでチーズのようなコクを感じます。
	ポム ￥180 わりとしっかりとした生地で、中に入ったリンゴのコンポートの重さを、受け止めています。じっくりと煮込まれたリンゴのコンポートは、甘さがしっかりしながらも、水っぽさがなく、まるで生地に溶け込んでいるかのような一体感があります。見た目もかわいらしい。
	クリームパン ￥140 なつかしい味のするクリームパン。ふんわりとしているのに歯切れがいい生地に、どこかプリンのような卵の風味豊かなカスタードクリームがたっぷり。甘すぎず、やさしい味わいで、おいしい！

ブーランジェリー スルジェ
住所	千葉県館山市北条2416-22
Tel	0470-23-1077
営業時間	8：00〜19：00
定休日	日曜
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