ドイチェスハウス ヴァルト
クーゲルフッブフ
 

ドイツで2年を過ごした店主が、生まれ育った甲府に2002年4月に出した店。ナンブ小麦を中心とした日本の小麦、ライ麦を使い、ドイツの製法をもちいて本格的なパンを焼いている。小さな店内には、おなじみのブレッツェルからカイザーロール、田舎パンまで大小さまざまなパンがぎっしり。ライ麦100%の黒くてどっしりしたものもあれば、10%の食べやすいものもあるので、ドイツパン初心者にもお勧めだ。秋にはツヴェーヴェルクーヘンという、タマネギを使ったパンが登場。じっくり炒めた"甘さ"がクーヘン(=ケーキ)にたとえられているもので、「過ごした南ドイツの村では、毎年10月頃、みんなが毎日のように食べていた」と、店主の思い入れたっぷりの季節限定パンだ。ワインとともに一度味わってみたい。

ラントブロート 大¥360 ハーフ¥180 小¥120

ドイツの田舎パンのこのパンは、口溶けが良く、塩加減が最高! 香ばしい生地は、旨みがじんわりと伝わります。ライ麦50%、小麦50%の配合は、さっぱりとした食べやすさがあります。
ロッゲンブロート 大¥700 ハーフ¥350

ライ麦100%で、乳酸菌、酢酸菌が豊富ということで、健康に良さそう! 旨みがじんわりと伝わってくるのはラントブロートと同じだが、ライ麦が多い分、ラントより旨みが凝縮された感じ。まるで肉の旨みを味わうよう。
ヌスロジーネンブロート 大¥450 ハーフ¥230 小¥150

最初は固くてとっつきにくい感じだが、香ばしさと口溶けの良さはクッキーのよう。噛んでいるうちに美味しさが染み出てくるような味わい。レーズンの甘さも効いています。
ケヴァツブロート 大¥300 ハーフ¥150 小¥120

4種類の香辛料を使ったパン。塩とキュンメルのバランスが良く、ぴりっと引き締まった味がします。ほんのり感じる甘みも塩の微妙な使い方のなせる技か?
プレッツェル ¥100

良くあるプレッツェルのようにボリボリした感じではなく、クラッカーより少々しっとりした感じ。トッピングの塩がまろやかで、ややあってミルクのような味がしてくる。このパンの定番とされるセリフ"ビールのおつまみに"・・というより、おやつ感覚でいただきたい味わいに仕上がっている。
シュトロイゼル ¥180

りんごとシュトロイゼル生地がほのかな甘さで心地よい。クリーミーな感じが美味しい。サクサクっとした生地は口溶けが良く、中に入っているりんごの煮こんだものとのバランスもとても良い。
マローネ ¥120

ふんわりやわらかめのパンの中に、渋皮も入った栗がシュトロイゼル生地のような感じで、たっぷりはいっています。ゆっくり噛んでいると、生地の塩加減の良さと、栗のくだいたものの甘さがグイグイと広がってきます。美味しい、美味しい!
ズースカルトウェルンブロート ¥140

とても香ばしいパンに、さつまいもの甘さと味噌のような旨みが染み込んでいます。さつまいもがたっぷり入っているのに、ゴロゴロせず、生地と一体化した食感。やわらかすぎず固すぎず、素晴らしい!!

住所 山梨県甲府市貢川本町12−3
TEL 055−230−2161
営業時間 10:00〜20:00
定休日 月曜日