2007年12月、その店はオープンしました。「オ・プティ・マタン」、フランス語で「夜明け」という意味の名前を持つこの店のオーナーシェフは、「ア・ポワン」や「ミクニズカフェ・マルノウチ」などで腕を振るっていた武井晴峰さん。金沢文庫の駅からバスに乗り、たどり着いたレイディアントシティは、突然、南フランスの街中にでも着いたような錯覚に陥ってしまいそうなマンション群。その一角にオ・プティ・マタンは、あります。ブルーに白のストライプのファサードが明るい印象の店内には、見目麗しいケーキが並ぶショーケース、見ているだけでヨダレが出そうなクロワッサンやキッシュ、そしてきりっとした焼き色が心を惹きつける焼き菓子たちが並びます。隣に併設されたカフェでは、ケーキはもちろん、お昼時には、ワンプレートランチも楽しめます。(※12月のランチはお休みです)
そして、この時期のお薦めは、なんといってもモンブラン! 注文を受けてから絞ってくれるモンブランクリームの新鮮な美味しさ。2時間以内に食べてくださいとのことですが、ぜひ、絞りたてを隣のカフェで食べてみて。たぶん、今まで食べたどのモンブランより美味しいはず。そんな感動の数々に出会いたい方は、今すぐ、レイディアントシティ行きのバスに飛び乗りましょう!降りたらそこには、幸せが待っています。(2008.12)



サンフォニー   
¥380

ほどよい苦みのキャラメルとミルクチョコレートのムースのコク、底のメレンゲのサクサク感、そのメレンゲにかけられたチョコレートのビターな酸味もアクセントになり、さまざまな味わいと食感が見事なバランスのとれ方です。トップに飾られた薔薇の花びらの中には、ヘーゼルナッツが隠れていて、これもちゃんとケーキの延長線の味わいになっているのが見事!同じくトップに描かれたハートもしっかりと苦みのあるキャラメルで、やさしい中にもきりっとした大人のケーキに仕上がっています。

モンブラン
¥400 

注文を受けてから絞り出し、2時間以内に食べてくださいとの、シェフからのお願いつきのこのモンブラン、2時間と言わずに、その場ですぐに食べることをお薦めします。1時間も経つと、このモンブランの本当の美味しさがわからないかも。とにかく、美味しい和栗をそのまま食べているようなクリームに、サクサクのメレンゲと軽めの生クリームが、あっというまに口の中で消えていきます。見た目からは伝わらない、このはかない美味しさをぜひ、試してみて!
オ・プティ・マタン
¥380

キャラメルのムースは、ほろ苦さの後からミルキーな乳風味がやってきて、滑らかな舌触りも心地よい。フィヤンティーヌのサクサク感、ビスキュイのきめ細かいしっとり感と、味と食感のバランスがとれた、店名を冠するのにふさわしいケーキです。とにかく、作り込みが美しく、味も美味しい!
スピラル
\350

オレンジの味、香り、そしてツブツブの食感と、オレンジがたっぷり感じられるケーキです。全体的に甘さはしっかりしているのに、キレがあるので、爽やかな出来上がり。やさしくて軽やかなのに、ぼけることなく、しっかりとした印象を残します。見た目からはわからないけど、実は底にシュー生地が使われているのも楽しい。中に入ったパティシエールのぷるんと弾力のある美味しさも好き!
黒のオペラ
¥350

コーヒーの味がはっきり。それでいて、バタークリームがミルキーで、そこにコーヒーのツブツブが弾けて、食感の良さとフレッシュな香りが楽しめます。甘みと酸味と苦みがはっきりしてガツンとした味わいなのに、何故か心地よく、すーっと体に染み込んでいきます。こんな丁寧な作りのオペラは、なかなか見ないかも。
北生パイ・バニラ  
¥250

ひと口食べて、出た言葉。「うー、うまい!」。ここまでの美味しさを想像していなかっただけに、衝撃的な味わいでした。サクッとしたパイ生地の中には、生クリームをゆっくり炊いて作ったというクリームが詰められています。このクリーム、コクのあるトロリとしたもので、とにかく美味しい。見つけたら、絶対買ってみて!




オ・プティ・マタン
住所 神奈川県横浜市金沢区大川7-4-102 レイディアントシティ横浜
Tel045-786-0558
営業時間10:00〜20:00
定休日水曜
アクセス 京浜急行金沢文庫駅西口より、レイディアントシティ行きバス カルティエ4前下車すぐ
地図
URL http://www.au-petit-matin.net/



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