都立大学駅から徒歩5分。目黒通り沿いに、昨年の11月にオープンしたばかりのパティスリー。黒を基調としたシックな佇まいが、とてもオシャレな雰囲気です。シェフ・パティシエの菅又亮輔さんは、ノルマンディやローヌアルプ、アルザス、パリと、フランス各地で修業し、帰国後は「ピエール・エルメ サロン・ド・テ」でスーシェフを務めた人物。その確かな腕は、ショウケースに並ぶケーキの美しさを見れば一目瞭然。モダンなデザインを施した精巧なフランス菓子から、ロールケーキ、シュークリームなどお馴染みのケーキまで幅広く、焼き菓子やコンフィチュールなどギフトにぴったりの商品も揃っています。厨房では、きびきびと作業する職人の姿が見え、出来立て感が伝わります。店内のサロン・ド・テではお茶と共に、ケーキを愉しめるのも嬉しいところ。
同通り沿いには、ベルアメールにパティスリータダシヤナギと、有名パティスリーが立ち並び、まさに目黒通りはスイーツストリート。一足延ばせば、駒沢公園や自由が丘もすぐそこ。スイーツ偏差値高めのエリアに新星登場、これからも目が離せません!(2008.07)



マチュリテ
¥520

鮮やかなピンクのマカロンの間に、数種のベリー。そのキュートな佇まいに目を奪われます。薄めのマカロンは、外はサクサク中はしっとり。サンドされたクリームは、バタークリームにクリームチーズがプラスされ、爽やかな乳風味。センターには甘酸っぱいルバーブのジュレが隠れ、瑞々しいベリーの酸味と共に、味わいのアクセントになっています。

タルトシトロン
¥400

きっちり薄めに焼かれたシュクレ生地は、しっかり火が通りサクサクッと芳ばしい食感。クレーム・オ・シトロンは、自家製のレモンコンフィ入り。口の中でゼストが弾けると、鮮やかなレモンの香りが拡がります。なめらかで口どけが良く、目の覚めるような酸味としっかりとした甘みが気持ちいい。トップにあしらったメレンゲが目にも愉しいタルトです。
エクストレーム
¥520

表面を覆う艶やかなグラッサージュと、薄いチョコプレートが凛とした佇まい。小麦粉不使用のしっとり柔らかな生地が、ガナッシュと同時にスーッと溶け合う、心地よい一体感。チョコレートは、ややスモーキーな薫りが鼻をくすぐり、わずかな酸味と苦みの余韻が長く続く、立体感のある味わい。チョコレート好きには、ぜひ食べて欲しい一品。
パリブレスト
\400

カリカリのナッツが弾けるシュー皮は、火をきっちり通し、パリッと軽やかな食感が特徴。ナッティーな甘さとキャラメルのほのかな苦みのクリームは、するすると舌の上で蕩けます。甘さのキレもよく、コクがありながら重さを感じさせません。
ミルフィーユ
¥480

ふわっと空気を抱き込み上がりの良いフィユタージュの間には、パティシエールがたっぷりとサンドされています。美しい黄金色のフィユタージュはしっかりと塩気が効いて、バターが濃すぎず軽やかな印象。パティシエールは、まろやかな乳風味とミルキーな口どけ。甘さもしっかりあり、フィユタージュの塩気とバランスがいいです。
マカロン(キャラメル、アプリコットピスターシュ、フランボワーズ)
各\220

キャラメル:キャラメルの優しい甘みとほのかな苦み。とろりとなめらかなクリームと軽やかなマカロンの食感の調和がとれています。

アプリコットピスターシュ:ピスターシュのナッティー感と、アプリコットの甘酸っぱさがマッチ。繊細な食感のマカロンにセミドライのアプリコットが食感のアクセントにもなっています。

フランボワーズ:フワンボワーズの鮮やかな薫りにうっとり。フランボワーズの程よい酸味が、軽やかなバタークリームとぴったりの相性。薫り、食感、味わいのすべてに作り手の主張を感じるマカロンです。




ドゥー・パティスリー・カフェ
住所 東京都目黒区八雲1-12-8
Tel&Fax 03-5731-5812
営業時間10:00〜19:30
定休日月曜
アクセス 東急東横線都立大学駅から徒歩5分
URL http://deux-tokyo.com/



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