今年10月25日、高円寺南にパティスリーをオープンした「ラ・レーヌ」。シェフをつとめるのは、市ヶ谷の「シェ・シーマ」で腕をふるっていた本間淳シェフです。駅からわずか徒歩5分という、好立地で、オレンジと白を基調とした明るく開放的な店内からは、奥の厨房でケーキが作られている様子も見えて、もうそれだけでワクワクしてしまいます。作り立てのフレッシュなケーキは、どれも見るからにおいしそう。ラインナップは、ショートケーキやプリンなど、誰にでも好まれるスタンダードなものから、クレームダンジュやカシスを使ったモンブランなど、本間さんらしい個性の光るケーキが並びます。
シェ・シーマ時代よりも少しボリュームアップし、お値段もリーズナブル。それでいて、素材へのこだわりは変わらないとのことなので、人気店になること間違いなしです。さて、店名の「ラ・レーヌ」はフランス語で“王妃”の意味。美しく優しく、誰からも愛されるようなラ・レーヌのケーキ達。高円寺の街で永く愛される“王妃”のようなパティスリーになることでしょう…! (2007.11)


ショートケーキ
\380


トロ〜ンと蕩けるように甘い苺が、存在感大。しっとりとシロップを吸ったジェノワーズは、ミルキーな生クリームと口の中で一体化し、サラサラと心地よく溶けていきます。どこか懐かしいけれど、フレッシュで洗練された味わいのショートケーキは、誰が食べても思わず笑顔になってしまうはず。

クレームダンジュ
\400

舌の上でシュワシュワーッと消えるムースは、今までのクレームダンジュの概念を覆されるような軽やかさ。どこかバナナを思わせるような、まろやかな甘みと優しい乳風味が口いっぱいに広がります。底のスポンジはフランボワーズソースを含んでジューシーな味わい。ほんのりと効かせたキルシュがさわやかに締めくくります。

タルトタタン
\420

まるでジャムのようにトロンと柔らかなコンフィは、なんとリンゴ1.5個分。うーん、贅沢!土台のパート・ブリゼは、たっぷりのバター使い。火がしっかりと入って香ばしく、しつこさは感じさせません。塩気をキリッと効かせたブリゼと、しっかりとした甘みのリンゴの、メリハリの効いたおいしさ。シンプルだからこそ光るセンスを感じます。

和栗のモンブラン
\400


ほっくりしていながら、なめらかな食感の和栗のペーストは、国産栗らしい柔らかな風味がしっかりと活かされています。土台のタルトは、バターのコクがじんわりと広がる濃厚な味わい。サクッとした食感のシュクレ生地に、ふんわりとしたクレームダマンドは、最高の口どけです。センターに、渋皮栗が丸ごと入っているのも嬉しい!

ジャバネ
\380


7層のビスキュイとバタークリームの層が美しい、ベルギー版オペラ。シロップでしっかりとアンビベされた生地とバタークリームは、驚くほど軽く、スルスル〜ッと滑らかに溶け合います。バタークリームのカフェ味は、まろやかな乳風味を損なうことが無い絶妙なさじ加減。その軽やかさとフレッシュさは、バタークリームの印象までも変えてくれそう。

王妃のプリン
\250


新鮮な牛乳と、とれたての卵を使った、ラ・レーヌおすすめのプリン。トロトロッと柔らかなプリンに、スプーンを入れると、濃い目のカラメルソースがたっぷりと染み出します。シンプルで、誰からも愛されそうなクリーミーで優しい味わいです。





ラ・レーヌ
住所東京都杉並区高円寺南4-8-1
TEL03-5305-5608
営業時間10:00〜20:00
定休日火曜
URLhttp://www.la-reine.co.jp/