太陽の光、木々の緑・・・。初夏の爽やかさを感じるパティスリー、「ル タン デ スリーズ(=サクランボの実る頃)」が昨年12月にオープンしました。 白を基調にした透明感のある店内は、さりげなく麦の穂が飾られたり、フランス語のBGMが流れていたりと、新しさの中にもどこか温かみのある印象。そんなイメージそのままに、ショーケースにはミルフィーユやフォレノワールといった定番のケーキが、ちょっぴり今風の表情を浮かべて並んでいます。 シェフは、「オーボンビュータン」の河田シェフの下で学んだ後、フランスで修業したという経験の持ち主。師匠譲りの伝統の良さと、現代の感性とが程よく入り混じっている、そんな素敵なお店です。 ショーソンやパルミエといった焼きもの系も充実していますが、さらに、今後はもっとアイテムを増やしていきたいとのこと。サクランボが赤く色付く頃には、ますます魅力的なお店になっていることでしょう! (2009.02)



シュー ア ラ クレーム  
\190

しっかりと焼き込まれた力強いシュー生地。サクッと歯切れが良く、卵の風味と香ばしさがふわりと立ちのぼります。中には濃厚なクリームがたっぷり。小ぶりながら存在感も充分です。

ミルフィーユ
¥400
中央までしっかりと焼き色が入ったフィユタージュ。一見バリッと固そうですが、層の間に空気が入っているような軽さがあり、口に入れるとサクサクッと溶けていくよう。そのせいか、バターのミルキーな甘みもしっかりと楽しめるのに、軽やかな印象です。ちょこんと上に乗ったミニパイもかわいい!
バールドール
\400

オレンジ風味のアーモンドのビスキュイにオレンジ風味のキャラメルクリームというクラシックな構成ながら、空気を含んだ軽やかな生地がもたらす軽快な食感が斬新。表面のキャラメリゼはサクッと食感が良く、オレンジの香りが華やかに広がります。クラシックなおいしさの中に、新しさを感じさせる一品。
フォレノワール
\420

一見濃厚そうに見えますが、食べてびっくり!口に入れた途端、シュワッと溶けてなくなってしまう軽い口どけが新鮮です。その後を追いかけるように広がるのは、キルシュの香りとグリオットチェリーの甘酸っぱさ。軽いのに、味や香りがしっかりしているので、心地良い満足感に包まれます。フォレノワール=重たい、というイメージでこれまで敬遠してきた人も是非。これまでのイメージが一新されるはず!
タルトレット オ フレーズ
\430

ギッシリ詰まった大きなイチゴと、たっぷりの生クリームが目を惹くタルト。間には甘みのしっかりとした自家製のイチゴジャムがトロリとかかっています。土台のタルトは、サクッと歯応えがあり、かつ口どけのいいもの。ふっくら焼き上がったアーモンドクリームがやさしい印象を残します。




ル タン デ スリーズ
住所 東京都世田谷区東玉川1-16-19
Tel&Fax03-5754-5227
営業時間9:30〜19:30
定休日不定休
アクセス 東急池上線石川台駅より徒歩約5分



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