名古屋市内から車を走らせること、およそ30分。美術館?それともギャラリー?!思わずそんな言葉が飛び出しそうなパティスリーが、2004年にオープンした「ミュゼ ドゥ アッシュ」です。といっても決して堅苦しいわけではなく、まるで高原のリゾート地にありそうな、ほっとくつろげる雰囲気。柔らかな日差しが差し込む店内は、テラコッタの床やナチュラルカントリー調のインテリアでまとめられた心地よい空間が広がります。その中で目に飛び込んでくるのが、大きなショーケースに並んだ色鮮やかなケーキたち。特にムース系が充実していて、フィナンシェ生地にライム風味のバニラクリームをサンドした「シトロンベール」や、ナッツ生地にチョコクッキー入りバニラクリームを組み合わせた「クッキーバニラ」など、ついつい試してみたくなるものばかり。東京の旧「タイユバン・ロブション」、パリの「ストレー」、「名古屋マリオットアソシアホテル」で経験を積んだ小川博司シェフが腕をふるうと聞けば、その美しさにも納得です。奥には静かなカフェスペースも用意されているので、是非。「自家製アイスクリームのミルフィーユ」などのカフェ限定メニューもお薦めですよ。(2008.02)




シュークリーム
\200

フランスタイプの皮は、しっかり厚め。外側はざっくり、内側はしっとりが魅力です。中のクリームはクレーム・パティシエールが主体。ふるるんとした口あたりで、卵の風味が主張しています。大きめサイズも嬉しい。

シック
\450


クッキー生地に、ミルクチョコレートのムース、キャラメルチョコレートのムース、ホワイトチョコレートのムースと凝った構成。ふわっと軽やかなムースは、乳風味と優しいカカオの風味。オレンジの香りで爽やかな後味に。

デリスピスターシュ
\420

ピスタチオの生地とバニラ風味のバタークリームを層に重ね、トップはキャラメリゼでカリッと。どっしり系の見た目に反して、甘さは控えめ。バタークリームもなめらかで口溶け良く、軽やかな印象です。


タルトショコラ
\400

黒々とした艶々のコーティングが美しいタルトの中には、たっぷりのガナッシュとクレーム・シャンティ。ガナッシュのビターな味わいを、ミルキーな生クリームが優しく受け止めます。パート・シュクレのサクサク感もポイント。





ミュゼ ドゥ アッシュ
住所愛知県津島市西愛宕町2−139−1
Tel0567−26−3366
営業時間9:00〜20:00
定休日水曜
アクセス名鉄尾西線津島駅より徒歩約15分