千葉にイチゴ狩りに出かけたとき、偶然みつけたル・ノワ。なんとなくおいしそうなケーキがありそう・・・という野性的、いやパナデリア的な勘で、ドアを開けようとして、ふと窓ガラスを見ると、何か新聞の切抜きが貼られています。読んでみると、この店のシェフパティシエの渡辺晴之さんが、スペインの国王主催の結婚披露パーティに出品するスイーツの選考会で、見事1位になったという記事。スペインの五つ星ホテル「サンロケクラブ」で開催された王室主催のパーティのために、スペイン、フランス、イタリア、日本のシェフたちの中からトップパティシエを選ぶという選考会。4カ国ではあるけれど、スペイン本国のパティシエよりも、フランスなどヨーロッパ諸国のパティシエよりも、日本が選ばれるっていうのは、けっこうすごいことだと思いませんか?そんな実力派シェフの作るケーキって、いったいどんな味?・・・ということで、興味津々、期待満々で買ってみたケーキたちをご紹介します。  (2009.2)



苺のタルト
¥350

大きな苺が丸ごとコロンとのっていて嬉しい。しっかりと焼きこんだタルト生地からは、アーモンドの香りがふわっと漂い、サクミもあってとてもおいしい。底にはフランボワーズのコンフィが隠れていて、甘さと酸味のバランスがいい。トップのシャンティーは、あくまでも軽く、やさしい味わいです。

根性のシュー  
¥180

根性!?このネーミングに、絶対に買ってみなくちゃ!と思ったシュークリーム。まるで揚げたかのようなコクのあるシュー皮の中には、バタークリームのようなまったりとしたクレームパティシエールが入っています。根性の味は、かなり濃厚な味わいでした。
ショコラバナーヌ  
¥400

センターのバナナのムースは、バナナの青っぽいおいしさが、逆にショコラのムースのまったり感を、軽い印象にしてくれます。バナナの香り、ショコラの香りなど、バランスのいい仕上がりです。
究極のモンブラン
\480

普通のモンブランもあったけど、究極の名に惹かれてこちらを選んでみました。周りのマロンクリームが全体をしっかりくるんでいて、究極というだけあり、下の生地にも、たっぷりとマロンが入って贅沢な感じ。どこか白あんのおまんじゅうのような、懐かしさもありながら、しっかりとモンブランのおいしさです。
島田さん家の放飼地鶏産みたてロール  
¥880

店内から見える厨房に南蛮窯のBACKENがあったので、選んでみたロールケーキは、やや白っぽい生地に、もちっとした食感ながら軽さのあるミルキーな風味のクリームが、たっぷり。卵のおいしさが伝わってくる、やさしい味わいのロールケーキです。880円という値段は、かなりお得かも。




ル・ノワ
住所 千葉県銚子市双葉町3-28
Tel0479-22-1460
定休日水曜
URLhttp://www.runowa1992.shop-site.jp/



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