熊本を訪ねたら是非寄ってみたいと思っていたのが、ここ、パティスリー ビジュー。フランスで修業後、東京の「シェ・シーマ」でスーシェフを務めた松尾康行さんが腕を振るうお店です。熊本の中心街からは車で5分ほどのところで、住宅街の中に佇む大きな1軒家が目印。エントランスを抜けて店内へと進むと、中は想像通りの広々とした空間。アンティーク調にすっきりまとめられたインテリアの中で、ショーケースに並ぶ宝石たち(ビジュー)はよりキラキラと輝いているよう。綺麗なケーキに、おいしそうな焼き菓子にと品揃えも充実しています。中でもお薦めしたいのが、自家製アーモンドパウダーを使ったマカロン。ホールのアーモンドを挽くところから始めるという手間隙かけた逸品は、とてもフレッシュで香り豊か!他にも、スッと口溶けの良いムースにサクサクのタルト、香ばしいシュー皮など、食感のメリハリが効いた味わいです。店の奥には庭を眺められるカフェスペースが用意されているので、是非。これからは、いよいよ夏本番。でも、色鮮やかで爽やかなケーキを前にきっと暑さも和らぐはずですよ!(2008.07)



デリシュー 
¥147

少し大きめサイズでゴツゴツとした姿が印象的。クッキー生地をたっぷり乗せて焼いたシュー皮は、サクサクとしたダイナミックな食感が香ばしくて最高!中からはやわらかいクリームがとろ〜り。卵のコクと生クリームの乳風味がしっかりあるのに、後味は爽やかです。

ショートケーキ
¥336

キメ細かいジェノワーズは、ふんわり、しっとり。軽い口当りの中からシロップがジュワッと染み出してきてしっとり溶けていきます。生クリームは乳風味があっさりとして食べやすいタイプ。苺の酸味がいいアクセントになっています。夏はトッピングのフルーツを代えてサマーバージョンに。
クレームブリュレ
¥357

クレームブリュレは、注文を受けてからひとつひとつキャラメリゼ。出来立てをいただくと表面はカリンカリンと香ばしくてキャラメルの苦味もしっかり。その下からはトロッとやわらかなクリームが顔を出します。このクリーム、卵と生クリームの味わいが濃厚なのに、驚くほど口溶けがいい!繊細なお菓子なので、1時間以内にとのアドバイスにも納得です。
アンジュ
¥378

人気のアンジュは、真っ白いガーゼに包まれたフロマージュブランのムース。中には苺のムースが隠されています。ふわふわんとしたムースは、口に入れた瞬間にスッと溶けてしまうほどの軽やかさ!それでいてしっかりと感じる乳風味。後にはキルシュの余韻が心地よく、1度食べたら忘れられないインパクトを残します。
モンブラン
¥378

白山をイメージして生クリームで覆われたモンブラン。中にはマロンクリームと栗の渋皮煮がたっぷりと入っています。土台は厚めのタルト生地にアーモンドクリーム。しっかりと焼き込んでサクサクと香ばしく、バターとアーモンドの風味も濃厚。タルトの中にも栗が隠されています。
マカロン
各¥126(カシス、抹茶)

ホールアーモンドから作られるマカロンは、一般的なマカロン生地とは全くの別もの!厚みがあってさっくりふんわり。香ばしさの中からアーモンドの旨みが口いっぱいに広がります。中にサンドした口溶け良いバタークリームとも好バランス。甘酸っぱいカシスや香り高い抹茶の他にも、シトロンやショコラなど8種類のフレーバーを楽しめます。




パティスリー ビジュー
住所 熊本県熊本市琴平本町3-57
Tel096-364-1722
営業時間10:00〜20:00(19:30O.S)
定休日無休
アクセス JR九州 熊本駅より車で約5分
URL http://bijoux.ecgo.jp



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